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"Distress Signal Code" Luup

"Distress Signal Code" Luup (Musea FGBG 4764)

e0006365_1536364.jpg  1. "Through Your Woods" (4:49)
  2. "Faith In You" (4:22)
  3. "Water" (4:08)
  4. "Sketches For Two Puppets" (14:33)
     i) blown with life
     ii) dance grotesque
    iii) farewell
  5. "From Here" (5:26)
  6. "Distress Signal Code" (9:32)
  7. "Our Waves" (3:32)
  8. "Urban Legend" (5:08)
  9. "Memories Of The Future" (6:10)


- Stelios Romaliadis (Flute, Loops)

Guests
- David Jackson (Soprano, Alto & Tenor Saxes, Flute, Loops: 4,6,8)
- Nikos Fokas (Mellotron, Synthesizers: 9)
- Lisa Isaksson (Vocals, Acoustic Guitar, Flute,
Glockenspiel, Percussion: 1,5)
- Akis Boyatzis (Vocals, Bass Guitar, Piano, Keyboards: 3,8)
- Magnitophono (Vocals, Keyboards, Electronics: 7)

フランスのムゼアからのリリースされたギリシアのフルート奏者ステリオス・ロマリアディスのリュープ名義(uの上には点々が付いている)でのソロ・アルバム。デヴィッド・ジャクソンは4,6,8の3曲で演奏している。ステリオスの単独曲は、1曲しかなく、残りはすべてステリオス+ゲストというスタイルだ。

4,6はスタジオでの二人での生の即興演奏を記録したものだとのこと。とは言え、多重録音処理もしてあるようだ。8は、作曲されたものを3人で演奏している。

4は3パートに分かれた大作だが、二人の即興は、実際に耳にしてみないと言葉では伝わらないだろう。6は、ループによる一定のテンポが前半は維持され、そこにサックスとフルートの音が重ねられている。静かな中にもメリハリがあり、9分半という時間も長くはない。8は、アルバムの中で唯一3人での演奏となっている曲。ベースやキーボードによるパーカッションが入っていることもあり、最も構成がしっかりしていると言えるかもしれない。また、それゆえ、この曲だけは明確にポピュラー音楽であることを主張している。それはベースラインの印象がそう思わせるのかもしれない。とても印象的な曲。

全体的に穏やかな瞑想音楽といった趣。そこにクラシックや、ギリシア古楽風の味付けがあったり、ポピュラー音楽の要素が加わったりしている。一昔前ならニューエイジに分類されていたかもしれないが、そう言ってしまうには、引っ掛かりがある。ヒーリング音楽という訳でもないが、そういう聴き方もできる。とは言え、後半はやはりロックだと思う。静かな中にも力強さがある。積極的に何度も聞くというアルバムではないかもしれないが、思い出しては、なんとなく聴いてしまうことのあるアルバムになりそうだ。
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by invox | 2009-08-16 15:37 | ■Music