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「ゾティーク幻妖怪異譚」クラーク・アシュトン・スミス

「ゾティーク幻妖怪異譚」クラーク・アシュトン・スミス、訳:大瀧啓裕

e0006365_23591927.jpg・収録作品
 「ゾティーク」
 「降霊術師の帝国」
 「拷問者の島」
 「死体安置所の神」
 「暗黒の魔像」
 「エウウォラン王の航海」
 「地下納骨所に巣を張るもの」
 「墓の落とし子」
 「ウルアの妖術」
 「クセートゥラ」
 「最後の象形文字」
 「ナートの降霊術」
 「プトゥームの黒人の大修道院長」
 「イラロタの死」
 「アドムファの庭園」
 「蟹の支配者」
 「モルテュッラ」

CAスミスの作品をきちんと1冊、まとまった分量を読んだのは実はこれが初めて。短い作品ばかりだが、どれも印象的で、惹き付けられる。どれもこれもが無関係のようでいて、同じゾティークという広大な大陸を舞台としている点で、いや、太陽の末期という時代設定そのものが共通していることで(しかも、その時代の幅のなんと広いことか)、一つの作品集としてのまとまりを、「人類」という緩やかながらも、絶対的な括りの中で語っている。あぁ、もちろん。人類以外のものも出てくる。

正直言って「イルーニュの巨人」は本屋で見て、あまりぴんと来なかったので購入していなかったのだが、もう一度探してみようと思う。ちょっと調べてみたら、この人はシリーズものを多く著していることが分かった。


・イパーボリア(Hyperborea)シリーズ
・ポセイドニス(Poseidonis)シリーズ
・アヴェロワーニュ(Averoigne)シリーズ
・ジッカーフ(Xiccarph)シリーズ
・エイヘア(Aihai)シリーズ


一部は、「イルーニュの巨人」にも収録されているらしいが、あとは様々なクトゥルーものや雑誌などに散らばっているようだ。「ゾティーク」と同じように、シリーズでまとめた形で出して欲しいものだ。
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by invox | 2009-10-27 00:00 | ■Books