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「ラブリー・ボーン」(映画)(2009)

「ラブリー・ボーン」(映画)(2009 米・英・ニュー・ジーランド)

e0006365_1733099.jpg監督 ピーター・ジャクソン
製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ 、テッサ・ロス 、ケン・カミンズ 、
   ジェームズ・ウィルソン[製作]
原作 アリス・シーボルド
音楽 ブライアン・イーノ
脚本 フラン・ウォルシュ 、フィリッパ・ボウエン 、ピーター・ジャクソン
出演 マーク・ウォールバーグ (ジャック・サーモン 父親)
   レイチェル・ワイズ (アビゲイル・サーモン 母親)
  スーザン・サランドン (リン おばあちゃん)
   スタンリー・トゥッチ (ミスター・ハーヴィ 犯人)
   マイケル・インペリオリ (レン・フェナマン刑事)
   シアーシャ・ローナン (スージー・サーモン 主人公)
  ローズ・マクアイヴァー (リンジー・サーモン 妹)

さて、先に小説の方を紹介したが、出張時の飛行機の中で運よく見ることが出来たので、そちらについてもコメントしておこう。もちろん、原作の方がインパクトは強かった。

音楽をブライアン・イーのが担当しているということで、まずそこに触れておくと、冒頭でいきなり「ミュージック・フォー・エアポート」の一部が流れてきたのには驚いた。「なんだ、既存楽曲からセレクトしただけか」と少々肩透かしを食った気分になったのは否定できない。しかし、それ以外は既存楽曲だとしても知らない曲ばかりだったので、結果としては、まぁ良かったんじゃないの、というところだ。映画音楽としてはかなり違和感がある部分もあったが、全般的にはそれなりに良かったと思う。

ストーリーは、原作からむごい場面やシリアスな場面をカットしたものと思えば間違いないだろう。たとえば殺される場面。たとえばアビゲイルとレンとの関係。たとえばブライアンの暴力行為などもかなり薄められている。どちらかと言うとファンジー映画として完成させたかったのだろう。そういう意味では監督やプロデューサーの意図は成功しているだろう。原作者(あるいは原作に忠実な作品を期待した人)は不満だろう。個人的には、スージーの成長と同時に描かれていたリンジーの成長や、両親の葛藤をも描きこんでくれていれば良かったのにと思う。原作の重さを8割がたそぎ落としてしまっている。

特撮は、ちょっとやりすぎかもしれない。天国とこの世の間の描かれ方は、いかにもピーター・ジャクソン的で、う~ん、いまひとつ好みではなかった。完成度は高い、完結した世界ではあったけれども。アメリカのファンタジー映画ではこの手のテイストの異世界風景が多いなぁ、とも思った。

この映画を見たのが往きの便だったので、帰りの便では「プレステージ」を見ようと決めていたのだが、帰りの便が古い機材で、シート・テレビがなく、残念ながら映画を見ることが出来なかった。早く全便でシート・テレビを備えて欲しいものだ>全日空さん。
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by invox | 2010-04-25 17:03 | ■Cinema/Movie