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DAAU Live at Roppongi Hills Arena 2010 Sep 11th

DAAU: Die Anarchistische Abendunterhaltung (ベルギー)
Live at Roppongi Hills Arena, 11th (Sat.) Sep. 2010

e0006365_23471657.jpg - Simon Lenski: Cello
 - Han Stubbe: Clarinet
 - Roel Van Camp: Accordion
 - Hannes D'Hoine: Double Bass


面白い音楽だ。また、編成も面白い思う。クラリネット、アコーディオン、チェロ、ダブル・ベースというカルテットだ。打楽器無し、電器・電子楽器無し。ライブではPAは通すものの、シンセサイザーやサンプラーなどの電子音源は使用していないようだ。エフェクターはちょっとあったかな。

出てきた音は、クラシックではもちろんない。ベルギー・ビール・ウィークエンド東京の公式サイト紹介されていたようにジャズ・ロックというのもちょっと違う。むしろ、ジュルヴェルヌやユニヴェル・ゼロ、アールゾワイなどに連なるチェンバー・ロックと言った方がしっくり来るだろう。事実、彼らはPAを通してかなりの大音量でコンサートを行った。これはまさにロックのノリだ。4人の内クラリネットとダブル・ベースは立っていたが、アコーディオンとチェロは椅子に座っての演奏。見た目はまさに室内楽の様相。ステージには左からクラリネット、アコーディオン、チェロ、そしてベースという並び方。この見た目、非常におとなしい布陣で、静かに始まるのだが、徐々に音が厚くなり、ミニマルなフレージングの中に大きなうねりが現れては消え、クラリネットやチェロのリードが縦横無尽に駆け抜ける場面もあり、非常に高揚させられる音楽だった。

e0006365_23521429.jpg会場では、スタート前にこのライブは録音されるというアナウンスが合ったのだが、ライブ終了後にそれをCD-R(すでにレーベル面は印刷されたしっかりしたもの)にしたものを即売。同時に彼らにとっては6枚目に当たる最新作「THE SHEPHERD'S DREAM」を販売していた。これは、ジャケットの代わりに木の箱に収められており、帰宅後に気がついたのだが、ライブCD用のディスク2ケースが同梱されていた。どうやら、このアルバムは最初からライブCDを特典として付けていた様で、現在では、これだけを欲しい人たちのために、ライブCD「The DREAM LIVE」としても売られている。今回の日本公演でも、アルバムと一緒にこの日のライブCDを購入する場合は二つで2500円、単独のライブCDだけの場合は1000円という値付けだった。ライブはライン録音で非常にクリアな音質で観客の声は、ラッキーなことに聞こえない。MCは入っているので、ボリュームを上げていけば聞こえるのだろうが、全くの場違いな観客(なにせベルギー・ビールを飲もう!というのが主旨のイベントだった)なので、全く音楽を解さない客も多く、
それ故に野次もあったりして、入っていなくて良かったと言える。

DAAU(ダウ)の元々の名前は Die Anarchistische Abendunterhaltungというもので、これは「Steppenwolf(荒野の狼)」(ヘルマン・ヘッセ)から採られている。バンドは1995年に結成されていて、すでに15年のキャリアがある。そもそもはレンスキー兄弟とその友達で始めたバンドなのだ。現在のラインアップは、創設メンバーから3人と3年前に加入したダブル・ベースの4人となる。

創設メンバー(1995~)
 - Simon Lenski(Cello)
 - Buni Lenski (Violin)
 - Han Stubbe (Clarinet)
 - Roel Van Camp (Accordeon)

●ディスコグラフィー

1."Die Anarchistische Abendunterhaltung"(1995, Sony Classical)
   HAN STUBBE / clarinet
   RAUL VAN CAMP / accordion
   SIMON LENSKI / cello
   BUNI LENSKI / violin


2."We Need New Animals" (1998, Sony Classical)
   HAN STUBBE / clarinet
   RAUL VAN CAMP / accordion
   SIMON LENSKI / cello
   BUNI LENSKI / violin
   ANGELIQUE WILLKIE / vocal on 1 truck
   JASON LEWIS / drums
 
3."Life Transmission" (2001, Columbia)
   HAN STUBBE / clarinet
   RAUL VAN CAMP / accordion
   SIMON LENSKI / cello
   BUNI LENSKI / violin
   ADRIAN LENSKI / piano

   + Janek Kowalski(Drums, Tour only)

4."Tub Gurnard Goodness" (2004, Radical Duke Entertainment)
   SIMON LENSKI / cello
   BUNI LENSKI / violin
   HAN STUBBE / clarinet
   ROEL VAN CAMP / accordion
   ゲスト
   Angelique Wilkie / Vo, lyrics on 2 trucks
   Roel Poriau / Drums,
   Mirko Banovic / electric bass
   Bo Wiget / additional cello on 1 truck

5."Domestic Wildlife" (2006, Radical Duke Entertainment)
   HAN STUBBE / CLARINET
   SIMON LENSKI / CELLO - ELECTRONICS
   BUNI LENSKI / VIOLIN
   ROEL VAN CAMP / ACCORDION
   GEERT 'BOOTS' BUDTS / DRUMS - ELECTRONICS
   FRE MADOU / DOUBLE BASS

6."The Shepherd's Dream" (2010, Radical Duke Entertainment)
"The Dream Live" (Companion Disc for "The Sheperd's Dream")(2010, RDE)
   HAN STUBBE / Clarinet
   RAUL VAN CAMP / Accordion
   SIMON LENSKI / Cello
   HANNES d'HOINE / Double Bass

以上が正規のアルバムで、これ以外にRare, Remixed and Unreleasedとして、

"Ghost Tracks" (2004)   という作品がリリースされている。

自分たちの作品をリリースするために彼らが起こしたレーベルが「Radical Duke Entertainment」であり、彼らの他に、メンバーの関連するプロジェクトなどの作品もリリースされている。
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by invox | 2010-09-16 23:52 | ■Music