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Out of My Book

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「エラゴン」(2006)

「エラゴン」(2006 米国)

う~ん、子供向けだった…。期待していただけにちょっと残念。ストーリーは原作を読んでいないのでどこまで端折ってあるのか分からないが、それにしても単純明快に過ぎないか?という感想を持ってしまった。登場人物のキャラクター設定も明快で、善と悪は混じることなく、少年はヒーローになっていく。

e0006365_173764.jpg一番興ざめしたのは、実はヒロインのアーリア姫。右目と左目のバランスの悪さが柴咲コウを連想させ、気持ちが引いてしまったのだ。主人公たちのあまりにも現代的な立ち居振る舞いや仕草もしらけさせられた要因のひとつ。深彫りされることのない悪役や善玉たち。あまりにも表面的な描かれ方だ。せめてブロムについてはもう少し掘り下げて欲しかった。短い時間に押し込むためには仕方がないのかもしれないが、ほんの少しの台詞で「説明」するというやり方はあまりよろしくないと思う。

原作は17歳の男性が書いたとのこと。世界40カ国以上で300万部以上も売れているという。「ドラゴン・ライダー」というシリーズとして日本でも出版されている。映画の方は果たしてどこまでヒットするのか。

CGは素晴らしい。ドラゴンはリアルで、実写の登場人物たちと違和感なく同じ画面に収まっている。最新の技術はここまで来たか、と感心した。これならもっと色々な作品がよりリアルに出来てくることだろう。音楽は、記憶に残らなかった。アヴリル・ラヴィンの歌うテーマ曲もいまいち。もう少し大人の鑑賞にも耐えられるように全体をレベルアップして続編を製作して欲しい。ひとつだけ、希望を持たせるものがあるとしたら、一番の悪役で、本作ではあまり出番の多くなかったガルバトリックス役がジョン・マルコビッチだったことだろう。次作ではきっと楽しませてくれるに違いない。
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by inVox | 2006-12-29 17:37 | ■Cinema/Movie