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「遠くの空に消えた」(2007, 日本)

遠くの空に消えた」(2007, 日本)

ジュブナイルというカテゴリーが小説にはある。映画にもそれと同様のカテゴリーがあるのかどうかは分からないが、この作品は明らかにそういう範疇に入るだろう。久しぶりにじんと来る子供向けの映画だった。夏休みの子供たちをターゲットにしているんだろうけどね。

e0006365_2333144.jpg行定勲という監督の作品は見たことがなかったし、誰が監督か、なんて見た後で知ればいいことと思っていたので、「世界の中心で愛を叫ぶ」の監督だったとは知らなかった。と言ってもそれを見たわけでもないし「北の零年」も予告編しか見ていない。あまり見る気がしなかったこれら二作品のことはどうでもいいとして、この作品も大人の描き方が昔の劇団的な演出がオマージュとしては少々鼻についたのは事実。もう少しだけストレートにぶつけてきてもよかったかも。演出の演出たるところが見えてしまっては面白くない。焦点を子供たちに絞り込んで運んで欲しかった。大人の映画的な部分と子供のパートがパラレルに進行するという手法は、確かに面白いが、既に陳腐化してしまっていている観もある。オーソドックスに子供の視点からに絞り込んだらどうなっていただろうか。ふとそう思った。

とは言え、子供たちに視線を同化してしまえれば、とてもよい映画だ。どっちにしろ、私自身は子供なので同化するも何もないんだが。酷評&客入り悪しという状況のようだが、私は楽しめた。
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by inVox | 2007-09-10 23:33 | ■Cinema/Movie