「ムンク展」 国立西洋美術館
「ムンク展」国立西洋美術館
東京新聞が国立西洋美術館と共に主催となっている。「フリーズ」という部屋の装飾手法、壁面上部をぐるりと取り囲むように装飾する手法のようだが、ムンクは自分の絵画をそのようにぐるりと部屋の壁面上部に並べて展示することにかなりこだわっていたようだ。「○○のフリーズ」というように主題を定めた展示方法になっている。
有名な「叫び」こそなかったが、フリーズのなかではそれと一緒に連作として描かれた「不安」と「絶望」が展示してあり、これらは目玉の一つだったかな。でも、それらよりももっと大きな号数の作品も多く、ムンクはどういう位置付けでこの3部作を描いたのか興味が湧いた。労働者の連作などはオスロ市庁舎のためのフリーズの位置づけとして明確な意図が誰が見ても分かりやすいものだったが。
それにしても、あらためて一人の画家の作品ばかりを集めてある展示会は迫力がある。これでもか、とムンクだらけである。あらためて感じたのは、ムンクは印象派の手法を基にしているのかな、ということ。強迫的なルノアールとでも言うべき美と迫力を持っていた。
東京新聞が国立西洋美術館と共に主催となっている。「フリーズ」という部屋の装飾手法、壁面上部をぐるりと取り囲むように装飾する手法のようだが、ムンクは自分の絵画をそのようにぐるりと部屋の壁面上部に並べて展示することにかなりこだわっていたようだ。「○○のフリーズ」というように主題を定めた展示方法になっている。
有名な「叫び」こそなかったが、フリーズのなかではそれと一緒に連作として描かれた「不安」と「絶望」が展示してあり、これらは目玉の一つだったかな。でも、それらよりももっと大きな号数の作品も多く、ムンクはどういう位置付けでこの3部作を描いたのか興味が湧いた。労働者の連作などはオスロ市庁舎のためのフリーズの位置づけとして明確な意図が誰が見ても分かりやすいものだったが。
それにしても、あらためて一人の画家の作品ばかりを集めてある展示会は迫力がある。これでもか、とムンクだらけである。あらためて感じたのは、ムンクは印象派の手法を基にしているのかな、ということ。強迫的なルノアールとでも言うべき美と迫力を持っていた。
by inVox
| 2007-10-20 18:48
| ■Arts