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PAULIINA LERCHE Live 18th Nov.2007

PAULIINA LERCHE Live at Rakuya 18th Nov.2007

e0006365_22165525.jpg  1. Vot i Kaalina
  2. Amerikan Katrilli
  3. Etelamyrsky (southern Storm)
  4. Rapakatrilli
  5. Tanssi Poika (Dance Boy)
  6. Malanja
  7. Orvokin Valssikatrilli
  8. Tulikatrilli/Fire Quadrille
  9. Liianmies
 10. Tana Ictan (Tonight)
= short break =
 11. Mane Paiva
 12. Touko
 13. Kaik mi
 14. Lenti Kokko
 15. Kaisan Katrilli
 16. Muamon Marja 
 17. Liilee Lailee
 18. Jo mie Viikon
= encore =
 19. Helise Helia Metsa (Trad)
 20. Kaalina Timoja


あぁ、最終日。三日間なんて早いものだ。それにしても、昨日のトラッド版「ヴォッティカリーナ」は感激だった。今日もやってくれるかなぁ、などと考えながらステージが始まるのを待つ。今日は、ステージ後方の窓に黒い遮光カーテン(学校の理科室などにあるのと同じようなもの)が閉められている。昼間なので外の光が逆光になるのと、外の公園が見えてしまうのは気が散りかねないということで閉められたのだが、思いのほか吸音効果が高く、よりドライな音になったとギターのトゥオマスが驚いていた。客席で聞く分には、余計な反射音がなくなったことで音の角が取れたような感じでまろやかな感じになった。

最終日ということも会ってか、最初から気持ちの入り方が違っていたように思う。パウリーナはよく「フィンランド人と日本人は良く似ている」と言うのだけど、それはメランコリックな気分を楽しむ、という意味でもそうなのかもしれない。それは彼女の書くメロディに良く現れている。

今日はとにかくノリがすごい。細部を細かく聞かせるよりも全体の描く絵を見せたい!という感じだ。その証拠といっては何だが、東京に来て一度もギターの弦を切ったことがなかったユッカが2度、さらにトゥオマスまでもがギターの弦を切るということに。二人を含めてバンドのみんなが、「やっちゃった!?」という感じで笑い飛ばしてしまっていたことも、ノリが良かったことを示している。その程度のハプニングではこのノリは途切れなかったのだ。

新曲「Tonight」は、春のライブでお披露目された新曲「Liilee Lailee」と並んで、歌ものの仲ではぴか一の、ポップさとユニークさを兼ね備えた楽曲だ。思わず踊りだしたくなるリズムとメロディ、ハーモニーの美しさ。中間部のアレンジもまた面白い。また、娘のために作ったという子守唄は、しっとりとした情感にセンチメンタルなメロディも加わり素晴らしい。この曲のタイトルは、フィンランドで聖なる木として扱われているRowan Tree(ななかまど)のことだそうです。

「春」歌った曲だと紹介された「TOUKO」だが、この曲でベース・ソロを長々と弾き倒すティモに訊いたら、この単語は実際は「5月」を意味する言葉であり、自分は5月生まれだ。だから、この曲は僕のための曲なんだ、と言っていた。彼のベース・ソロは完全なアドリブだそうだ。おとなしい外見とは異なり、彼のベースはかなりすごい。すべての楽曲の根底を支えていると言えるもので、とてもユニークなラインを弾いている。実際、この日のコンサートには、アルバム「マランヤ」でこの曲のベース・プレイに惚れて見に来たというお客さんもいたほどだ。彼はこの曲を大変楽しみにしていたので、後でティモのサインをもらって満足した様子だった。

昨日は、「ヴォッティカリーナ」だった。今日は途中で「カイク・ミー」をやったので、もうトラッドはやらないだろうと思っていたら、アンコールの1曲目で初めて聞くトラッド・ナンバーをやってくれた。しかも「ヴォッティカリーナ」同様、全員でのアカペラ・コーラスでだ。パウリーナとハンナマリのリード・ボーカルが交互に、コーラス・パートを交えながら歌われていく。ワァオ,ワァオ,ワァオ!と大興奮してしまいました。後で確認したら、この曲は一度も録音したことがないそうだ。ヴァルティナ時代にも録音はしていないとのこと。貴重な1曲だった。

そして「カーリナ・ティモヤー」。容器で盛り上がるはずの極だし、実際盛り上がるのだけど、これで最後だと思う気持ちが強くなってしまって、「あぁ、終わるな~!」と心の中で叫んでいました。でも、「すべてのことに、終わりはいつか必ずやって来る」とフィンランドの諺にもあるように、このコンサートも終了。同時に今年2回目の日本ツアーとしても本当に終了してしまいました。

その後、会場に出てきたメンバーを囲んで、サイン会のようになり、写真を撮ったりするファンもいて、和やかに時は過ぎていきました。私もいくつかのお土産を渡し、サインももらって大満足。来年もまた来てねとお別れしたのでした。
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by inVox | 2007-11-21 22:17 | ■Music