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「ヘアスプレー」

「ヘアスプレー」

ジョン・トラボルタの久しぶりのミュージカル映画、という話題もあったようだが、ピーター・ハミルが来日時に1970年代前半にロンドンでも流行ったのだと話したというのを聞いて、やっぱり見ておこう、と思い立ち、もう上映期間も最後のほうになっている今頃になってようやく見てきた。... 結果、面白かった。楽しかった。笑った。足が動いた。体や指でリズムをとった。

e0006365_9374089.jpg主演の女の子はオーディションで選ばれた新人だそうだが、のっけからベテラン顔負けの演技。堂々としすぎか?と思ったほどだ。いやいや、日本の若手俳優・女優を見慣れすぎたので、むちゃくちゃプロフェッショナルに見えてしまったのかもしれない。とにかく上手い。主人公の友人役の若手も、顔立ちこそ、いまどきのアイドル系だが演技はそれなりによかった。ミュージカルだから、と普通の映画とは違う部分を割り引いても日本の若手の数倍良かった。少なくとも、学芸会レベル・お遊戯レベルではなかった。

60年代初頭のバルチモアが舞台なのだが、黒人差別がまだまだ色濃く残っている時代・街・人という設定だ。それが、このミュージカルのオリジナルが書かれた1972年頃にどのような位置づけにあったのかは分からない。けれども、今の私が見る限り、人種差別を表現したシーンでは、不快さを禁じえない。もちろん、ストーリの中でそれが解消されていくという展開があるからこそ描かれているのだが、これを演じなければならない若い役者たちはどのように感じたのだろうか。差別を廃していく時代の動きの真っ只中にいる、という役を楽しんでくれていればいいのだが。それだけが気になった。
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by inVox | 2007-12-28 09:38 | ■Cinema/Movie