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「ベオウルフ 呪われし勇者」2次元版

「ベオウルフ 呪われし勇者」

e0006365_23313793.jpg「デンマークの王」を聞いたばかりだというのに、そのデンマークのもっと昔、8世紀頃の伝説の勇者であり王であったベオウルフを描いた映画だ。オープニングでオヤッと思わせたのは、全体をCGと実写を合成したものだったからだ。合成といっても、背景がCGで、とか、特定の登場人物やキャラクターがCGというようなものではない。実写の人物だろうと思われる人間そのものがCGと実写の境目の分かりにくい交じり合ったものになっていて、当然背景などもすべてそのようなものになっていた。

e0006365_2332085.jpg伝説は、水の中にすむ女の怪物と彼女をめぐる勇者の間で繰り広げられる因果応報を描いたもの。王とその後継者。ドラゴンと怪物。生贄と供物。父と息子。母と息子。野蛮なヨーロッパの中世以前。キリスト教が漸くデンマークにも入り始めたころのお話だ。キリスト教が、それ以前の土着の宗教(あるいは宗教めいたもの)を駆逐していく様子もさりげなく描かれている。

最初の数分でがっかりさせられかかっていたのだけれど、最後まで見たときには、結構気に入ってしまった。神話と伝説がまだ完全に分かれる前の時代のお話だ。

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見た後で、この映画には3D版があるという話を聞いた。そちらの方は、私が感じたCGの不自然さがなく、立体映像として非常に迫力のある仕上がりになっているようだ。ちょっと気になる。
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by inVox | 2007-12-30 23:38 | ■Cinema/Movie