「テラビシアにかける橋」
「テラビシアにかける橋」(2007年/アメリカ)
監督:ガボア・クスポ
出演:ジョシュ・ハッチャーソン、アナソフィア・ロブ、ズーイー・ディシャネル、ロバート・パトリック
実を言うと、昨今の「ファンタジー映画」の「作り」の派手さ、大げささに少々食傷気味だった。リアルな3次元CGや、クリーチャーなどは、むしろ過剰だと感じていた。この映画も予告編で見たCGによる巨人などは正直「あ~あ、またか」という感じだったのだ。という訳であまり期待していなかった、と言うと身も蓋もないが、本も読んだことがなかったので、わりとフラットな気分で見始めた。ところが、見ていくうちにどんどん引き込まれていった。主人公たちのおかれている環境や出来事はごくごくオーソドックスといってもいい設定だし、特段非日常的な「事件」が起こるわけでもない。空想が描かれる場面も子供時代に自分が経験したことと比べても普通だ(この空想の部分を過剰に演出されてしまうとたぶんうんざりしたんだろうなぁ)。全体の押さえ気味の演出が程よくて、主人公の少年の演技に対する演出も過剰なところがない。それが返って見る側の想像力を掻き立て、感情移入させるのかもしれない。ちょっと感動。
監督:ガボア・クスポ
出演:ジョシュ・ハッチャーソン、アナソフィア・ロブ、ズーイー・ディシャネル、ロバート・パトリック
実を言うと、昨今の「ファンタジー映画」の「作り」の派手さ、大げささに少々食傷気味だった。リアルな3次元CGや、クリーチャーなどは、むしろ過剰だと感じていた。この映画も予告編で見たCGによる巨人などは正直「あ~あ、またか」という感じだったのだ。という訳であまり期待していなかった、と言うと身も蓋もないが、本も読んだことがなかったので、わりとフラットな気分で見始めた。ところが、見ていくうちにどんどん引き込まれていった。主人公たちのおかれている環境や出来事はごくごくオーソドックスといってもいい設定だし、特段非日常的な「事件」が起こるわけでもない。空想が描かれる場面も子供時代に自分が経験したことと比べても普通だ(この空想の部分を過剰に演出されてしまうとたぶんうんざりしたんだろうなぁ)。全体の押さえ気味の演出が程よくて、主人公の少年の演技に対する演出も過剰なところがない。それが返って見る側の想像力を掻き立て、感情移入させるのかもしれない。ちょっと感動。
by inVox
| 2008-02-04 23:12
| ■Cinema/Movie