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「August Rush」(2007)

「August Rush」(2007 アメリカ)

e0006365_2105926.jpg出演:フレディ・ハイモア、ジョナサン・リス=マイヤーズ、ケリー・ラッセル
監督:カーステン・シェリダン

飛行機の中で見た映画のうち、もっとも能天気なハッピーエンドだったにもかかわらず、もっとも背中がぞくぞくっとした作品。ストーリーは、ロック・ミュージシャンとジュリアード卒の転載チェロ奏者にして両家のお嬢様の出会いと別れ、再会の物語を、その中で生まれた男の子の物語を中心にして展開していくというもの。この男の子の天才振りが度を越していて痛快なほどなのだが、彼らに共通するのが「音が聞える」ということだ。どこにいるのかも、誰なのかも知らない家族同士が、耳を澄ますとどこからか音楽が聞える、というファンタジーな設定が気に入った。そうだ、音は聞えるのだ。
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使用されている音楽は様々だがヴァン・モリソンが複数回使われていた。オリジナル・スコアはアコースティック・ギターのタッピングを多用したものをベースにパーッカションの使い方が割りと新鮮で気持ちがよく、そこにクラシックやゴスペルが組み込まれていくというハイブリッドなものだが、聴いていて違和感なく心地よかった。もう少し演奏シーンを増やしてもよかったのではないかと思うくらいだ。

主な登場人物は、みな音楽が好きな人間ばかりで悪人はいない。最後はハッピーエンド、主人公たちはみな天才。久しぶりに能天気に感動した。こんな映画を作れるのはアメリカならではなのかも。でも、監督はアイルランド出身で女優でもあるそうだ。ハリウッド初進出作品。日本公開は6月21日。邦題は『奇跡のシンフォニー』。一つだけ難癖をつけるとしたら、主人公のエヴァンの演奏シーン。あまりにも下手糞なのに手元だけを写すときだけすごいプロフェッショナル。出てくる音と手の動きが違和感ありすぎだった。
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by invox | 2008-03-21 02:19 | ■Cinema/Movie