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「Becoming Jane」  (2007)

Becoming Jane」  (2007 イギリス/アメリカほか) 

監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:アン・ハザウェイ(ジェーン・オースティン)
  ジェームズ・マカヴォイ(トマス・ルフロイ)
他にマギー・スミス、ジュリー・ウォルターズなど

e0006365_065683.jpgジェーン・オースティンという名前は知っていたが作品は読んだことがない。近年の「プライドと偏見」という映画が彼女の本「高慢と偏見」の再映画化だというのは聞いていたが、映画そのものは見ていない。この映画はジェーン・オースティン(作家として有名になる前)の若き日の恋を描いたもの。ただし、かなりの脚色がされているとの噂だ。真偽のほどは知らない。

夢見る乙女、というのとはちょっと違っているかもしれないが、自身の才能や感受性に自信を持ち、時に自惚れているとも取れるほどのプライドを持つ若き女性。だが家柄は良いが貧乏、男兄弟が多いことから男勝りの気性と鼻っ柱の強さ。時代的な背景を考慮すると、何よりも礼節(マナー)を重んじる文化が新しい時代へと変わろうとしている頃。馬鹿丁寧とさえ見える挨拶のスタイルにその文化背景が象徴されている。

堅苦しい時代の中で、小説は下品なものであり、文学は男のものという常識が強く幅を利かせており、それでも徐々に変化の兆しが見え始めている。自分自身がその変化そのものであることは大変つらいものだと思う。それでも前に進まずにはいられない。それが自分にとっての真実を追い求めるという信念を持つことだ。
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by invox | 2008-03-28 00:08 | ■Cinema/Movie