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「ラフマニノフ ある愛の調べ」(2007 ロシア)

「ラフマニノフ ある愛の調べ」(2007 ロシア)

監督: パーヴェル・ルンギン
音楽: ダン・ジョーンズ
出演: エフゲニー・ツィガノフ (セルゲイ・ラフマニノフ)
    ビクトリア・トルガノヴァ (ナターシャ)
    ヴィクトリヤ・イサコヴァ (アンナ)
    ミリアム・セホン (マリアンナ)

ラフマニノフに特に思い入れがあるわけではないが、やはり超絶的なピアノ演奏技術を持っていたというのが気になっていたので見てしまった。タイトルからはあまり見たいという気にはならなかったのだけれども。だけど、ロシア映画。画質の悪さは意図的か。でも素朴な作りでわりとよかった。

e0006365_23293547.jpgセルゲイをめぐる3人の女、と言うよりも、3人の女に惚れてしまうセルゲイ、と言ったほうがぴんと来るなぁ。エキセントリックと言うほどではないが、それなりに社会生活不適応。ピアノの腕前よりも作曲家としての評価がほしかったようだ。

ロシアからソ連へと変わる時代にアメリカへ亡命し、スタンウェイ社の広告塔としてツアーを行ったというのは初めて知った。いかにもアメリカ的だ。本人にとっては心身をすり減らすだけだったはずだ。しかし「成功」を夢見る社長と妻の二人に支えられ?そういう生活を何年も繰り返したのはかわいそうだ。気持ちの切り替えができなかった、と言ってしまえばそれまでだが、歴史と身分社会の帝政ロシアから商業主義の国アメリカへの生活の場の変化はあまりにも大きい。
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by invox | 2008-05-16 23:29 | ■Cinema/Movie