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ナルニア国物語 第2章 「カスピアン王子の角笛」

「ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛」

本当に7作全部出来るんだろうか、という心配をよそに、第2作目が登場した。1作目とは違い、2作目以降は、本で読んだはずなのに印象に残っていない。だから新鮮だった。

オープニングはカスピアン王子の叔父に息子が生まれるシーンからだ。これにより前王の息子であるカスピアン10世は、叔父から見ると「不要」あるいは「邪魔」な存在となり、早速暗殺の指示が出されることとなる。命からがら城から逃げ出した王子は逃げ込んだ先の森でスーザン女王の角笛を吹き鳴らしてしまう。

e0006365_1851134.jpg主人公は4人の兄弟姉妹なのか、カスピアンなのか。それはさておいといて、不覚にも4人がイギリスからナルニアへ呼び戻されるシーンでは思わず背筋がゾクゾクとしてしまった。こういうのに弱いんだなぁ。予告編でも登場するシーンなのに、ストランド駅でのシーンから始まるナルニアへの帰還のシーンは、自分自身の異世界への移行ででもあるかのように感じてしまったのだ。そして、自分がそうなったこと自体にも驚いてしまった。

成長の物語、しかし、それはあからさまではなく、子供向けの「お話」でなく、リアルな体験としての異世界。異世界を現実として受け止めることの出来る子供だけが為しうる真実と正義。それらを学んだ後では子供はその世界を離れ、「大人」にならなければならない。それはさびしくもあるが、前に進むということでもある。こういった思いをしたものだけがきちんとした大人へとなれるのだとルイスは考えていたのではないだろうか。そうでない者は、体だけが大きくなって、屁理屈をこねることが出来るだけの知識を持った子供なのだと。
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by invox | 2008-05-31 18:05 | ■Cinema/Movie