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Mimmit Pauliina Lerche & Hannamari Luukkanen

Pauliina Lerche (パウリーナ・レルヒェ) -  Mimmit (ミミット) 10/28 公演Live at 晴れたら空に豆まいて、代官山

1年ぶりのパウリーナ・レルヒェのコンサート。今回は妹ハンナマリとのデュオであるミミット名義での来日公演だ。
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MIMMIT(ミミット)
 - Pauliina Lerche(パウリーナ・レルヒェ)vocal, accordion, kantele
 - Hannamari Luukkanen(ハンナマリ・ルーカネン)violin, vocal


2005年の初来日は、パウリーナのソロだった。昨年は自身のバックバンドを率いての来日公演をなんと2回も行ってくれた。そして今年は、昨年レコーディングを行っていたミミットとしての来日。とはいえ、このデュオ、活動歴としてはハンナマリが「たぶん、しゃべれるようになって以来」ずっと一緒に何かしらの音楽を演奏してきたのだというから、息はぴったりだ。

e0006365_22551171.jpgちなみに、ハンナマリが高校生の頃に初めてこの名前を使っている。パウリーナとハンナマリの二人にハンナマリの友人たちを加えた形で、パウリーナの楽曲を演奏するグループとしてスタートしたのだ。そのときの録音は、いまや入手困難だが7インチ・シングルで発表されている。その後2000年にもう一枚シングルを発表した後、一旦ミミットとしての活動は終了したのだが、昨年、フィンランドの子供たち向けの音楽をやるにあたってハンナマリの存在感が強まり、二人は思い入れのあるこのミミットの名前を復活させたのだ。

<< 7" EP records >>
"Mimmit: Mimmit" (1996 MCD 1996)
"Meren alainen" (2000 MIMMITCD 1-00)
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今回の来日では、長野県の斑尾での「斑尾高原げーじゅつ祭」の一環として2回のコンサートを行い、その後東京で1回演奏したことになる。残念ながら、斑尾のコンサートには行くことができなかったが、初回25日夜は、大人のためのコンサート。二日目26日の昼は、子供たちを対象とした楽曲を中心にしたコンサートだったようだ。パウリーナに訊いたところ、初めてパウリーナの音楽を聴くお客さんばかりで、フィンランドについてのいろんな質問が出たり、とても楽しいものとなったようだ。

さて、代官山だ。この日は天気もよく彼女たちのコンディションもばっちり。1年ぶりの東京ということで、とても楽しみにしていたとのこと。パウリーナは妊娠中で思いアコーディオンやダンスは大変だろうと心配したが、フィンランドでは、出産直前まで、妊娠前にやっていたことなら何でもやって良い、というのが病院でも言われている様で、全然問題ないと笑っていた。

e0006365_22562671.jpg演奏された楽曲は、ミミットのデヴュー・アルバム「ハッツ、ハッツ・ハラカイネン」からの楽曲とパウリーナの2枚のソロ・アルバムからの楽曲を軸として、カレリア地方のトラッドを数曲織り交ぜたものだった。昨年のバンドでも演奏された楽曲も何曲かあったが、二人用に新しいアレンジで演奏された。この新しいアレンジが素晴らしかった。というのも、二人は実の姉妹であり、自分たちの故郷に対する愛情はとてつもなく深く、二人だけの演奏になると、骨の髄までしみこんだカレリア地方のトラディショナルな音楽のエッセンスが色濃く現れているのだ。それにパウリーナの持っている現代的なセンスが絶妙にブレンドされているのだから堪らない。もしかするとバンドでのバージョンよりもデュオでの演奏の方が良い曲もあったのではないだろうか。とにかく、とんでもない才能だ。

フィンランドでは二人の音楽を基にしたアニメーションが制作されており、TV放送されるそうだ。また、これにあわせて、二人のダンスを収録したDVDも制作されて発売される予定になっているようだ。二人はフィンランドでの歌のお姉さんたちと言っても良いだろう。子供たちを対象とした愉快なコンサートも数多くこなしているとのこと。
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by invox | 2008-11-01 22:57 | ■Music