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「ハッツ、ハッツ・ハラカイネン」 ミミット

"Hats Hats Harakkainen"  Mimmit

  1. Hats Hats Harakkainen 
e0006365_23383070.jpg    (Hats, Hats magpie)
  2. Tana iltan 
    (Tonight)
  3. Hauen sanalla 
    (The Word according to Magical Pike)
  4. Jo Mie Viikon 
    (A long time awaiting)
  5. Katrillin Poika 
    (Son of Katrilli)
  6. Kaksitoista Kaarnetta 
    (Twelve Ravens)
  7. Tanssi Poika 
    (Dance, oh Boy)
  8. Kuninkaan Tytt ret 
    (Kings Daughters)
  9. Pakkasherra 
    (Master of Winter)
 10. Muamon marja (kehtolaulu) 
    (Lullaby of Muamo- Mother)


来日直前の10月22日に発売開始となったばかりのミミットのデビュー・アルバムを紹介しよう。タイトルは「ハッツ、ハッツ・ハラカイネン」と読むようだ。「ハラカイネン」は鳥の「カササギ」のこと。彼女たちのHPでの英語での(短い)説明から訳してみると...、

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「ハッツ、ハッツ・ハラカイネン」CDは、フィンランドのカレリア地方の神話から直接的に採られたキャラクターで満ち溢れている:森の生き物、お姫様、人魚、水の妖精、トロル、それから、カレワラ(代表的な北欧神話)から採られた魔法の大鷲に、ラップランドの魔女など。

ミミットのCD「ハッツ、ハッツ・ハラカイネン」は、ユニークなコンセプトの上に組み立てられている:子供たちと、心は若者という人たちのための、フィンランド・カレリア地方の音楽に基づいたワールド・ミュージックというものだ。このアルバムのフレッシュなサウンドは、様々なアコースティックな民族楽器を用いているおかげである。
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とまぁ、こんな感じの説明だが、収録されている楽曲は、パウリーナ・レルヒェが作詞作曲を手がけているが、2曲目と4曲目はトラッドを下敷きにしている。アレンジは、夫のペーター・レルヒェと、昨年パウリーナのバンドのメンバーとして来日したギタリストであるトゥオマス・ログレンがほぼ半々で手がけている。また、ラストの「母のための子守唄」では、作曲にパウリーナと並んで妹のハンナマリの名前が挙げられている。アルバムは、基本的に歌ものだが、1曲だけインスト・ナンバーがある。しかし、そのカラフルな世界は、歌ものの間にあって、全く違和感が無い。その曲のアレンジはトゥオマスだ。

歌詞の内容までは分からないのが残念だが、基本的には神話や民話をベースにした「おはなし」的な内容のようだ。それは、コンサートの時にパウリーナが説明していたのを聴いた方なら想像できるだろう。それが、このアルバムが「子供たちのため」のものを意図したものであることを証明しているとも言える。しかし、歌われている言葉を聴いても分からない私たちにとっては、このアルバムは、非常に良くできたカレリア地方のワールド・ミュージックである。それは、この音楽が「ルーツ音楽」だということを意味しない。ルーツにあるカレリア地方のフォーク音楽をベースとしていながらも、高度に洗練された作曲とアレンジとが施され、まさしくワールド・ワイドな音楽になっているのだ。その圧倒的な輝きは、長くポピュラー・ミュージックを楽しんできた耳に、とても新鮮に響く。

昨年秋と今回の日本公演でも演奏された楽曲が多く含まれている点も嬉しい限りだ。しかも、今回の公演では、二人のダンスも見ることが出来た。フィンランドでは、このミミットの音楽は子供たちに広く人気を博しており、アニメーションが制作され、さらにはアニメーションに加えて、ミミットの二人のダンスを収録したDVDも製作されていると言う。小さな子供たちの間では、二人の踊りを真似、小さなアコーディオンと小さなバイオリンを持って二人の演奏のまねをするのが流行っているそうだ。そういう子供たちのために、日本からフィンランドに帰った後も、まだまだコンサートを行うと言うから人気の程が伺える。今後の予定として6回の公演が挙げられている。

2008年
 11月22日(土); Stockmann, Tapiola
 11月23日(日); Stockmann, It keskus
 11月29日(土); Stockmann, Helsingin keskusta
 11月30日(日); Stockmann, Kauppakeskus Jumbo
2009年
 1月21日(水);Espoo, Kulttuurikeskus
 1月22日(木);Espoo, Kannusali
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来年2月末には、二人目のお子さんが生まれるというパウリーナ。昨年の来日後に眼鏡からコンタクト・レンズに切り替えてますますおしゃれになったハンナマリ。この二人の活動から当分目が離せそうに無い。ぜひとも、また来日して欲しいものだ。バンドでもいいし、今回のように二人だけでもいいので。
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by invox | 2008-11-05 23:55 | ■Music