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"First Offenders" ~ Barbara Gaskin's Punk Music

"First Offenders - NEW MUSIC, Canterbury 1980" (CRIMINAL Records; TAKE 4)

e0006365_11385748.jpgSide-A
1. "FUN" (LONGPORT BUZZ)
2. "LIVING UNDERGROUND" (THE NAMES) 
3. "PIED PIPER" (RED ROLL ON)
4. "I WON'T BE THERE" (THE IGNERENTS)
5. "NO FIRES ON" (PURPLE HIPSTERS
6. "NO EMOTION" (THE FASTBREEDERS)
7. "FLYING SAUCERS ROCK N'ROLL" (THE CREWSY FIXERS)

Side-B
1. "ALL OVER TOWN" (THE RED SQUARES)
2. "HARBOUR STREET" (THE IGNERENTS)
3. "WET BLANKET" (RED ROLL ON)
4. "WHO IS HE?" (LONGPORT BUZZ)
5. "I'LL BE YOUR JET" (THE NAMES)
6. "GROOVING WITH THE FAMOUS MEN" (THE FAROUS MEN)
7. "STUCK ON YOU" (PURPLE HIPSTERS)

"First Offenders" は、1980年に制作発表された、カンタベリーのパンク、ニューウェーブ系のバンドのコンピレーション・アルバムだ。この中で2曲演奏しているレッド・ロール・オンというバンドにバーバラ・ガスキンが正式メンバーとして参加している。このバンドは、女性ばかりで構成されたパンク・バンドで、バーバラの担当はキーボードとバッキング・ボーカル。元気のよい演奏を聞かせてくれる。

RED ROLL-ON (1979-1981)
- Barbara Gaskin (keys/vocals),
- Belinda James (gtr/vocals),
- Jane Wilkes (vocals),
- Angela Duignan (bs/vocals),
- Germaine Dolan (drs/vocals).

驚いたことにプロデューサーとして名前がクレジットされているのは、ルパート・ハインとジェフリー・リチャードソンの二人。いやはや、それなりに業界に対して仕掛けていたわけだ。

録音は、マナー・モバイル・スタジオ(所謂マナーモービルだ)を用いて、カンタベリーのザ・マーロウ劇場(The Marlowe Theatre)でライブ録音されている。このレコーディングはクレジットを見る限り全てのバンドが1980年2月の22日と23日に集められて行われたようだ。

残念なことに、アルバムには詳細の情報は記載されておらず、個々のバンドがどのようなメンバーや楽器編成であったかとか、作詞作曲者が誰かというのは皆目分からない。レッド・ロール・オンもそうだが、基本的に2曲ずつ収められているようだが、1曲だけというバンドもある。基準は分からない。リリース元のクリミナル・レコーズというレーベルもどうやら今はすでにないようだ(同名のまったく違う新しいレーベルは複数あるようだが)ジャケットに印刷されている「NEW Music」という言葉が、1980年という時代を感じさせる。パンクからニューウェーブへと時代の主流が移りつつあった時代だ。

さて、バーバラ・ガスキンが参加している2曲だが、A面の「パイド・パイパー」つまり「ハメルンの笛吹き」というタイトルだが、いきなり複数の女声のコーラスで始まり、力強いシンプルなリズム隊とリズムギターをバックに歌が始まる。残念ながらメイン・ボーカリストはバーバラではないようだ。B面に収められている「ウェット・ブランケット」つまり「湿った毛布」の方は、猫の鳴き声を模したボーカルと曲名のフレーズが繰り返されるシンプルな楽曲だ。元気がよく微笑ましいと言えるだろう。バンドはこの2曲以外の正式なレコーディングを残していない(デモを除くと)そうだ。バーバラ・ガスキンの活動暦の中でもひときわユニークなものとして、これはとても貴重なアルバムだ。
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by invox | 2009-02-28 11:39 | ■Music