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2007年 10月 30日 ( 1 )

コレギウム・ハイドン・アンサンブル 第4回定期公演
・10月26日(金)武蔵野市文化会館 小ホール
・プログラム
 1)ドヴォルザーク 弦楽のためのセレナーデ
 2)ブルックナー 交響曲第2番 ハ短調

e0006365_002014.jpgクラシックの小さなコンサートに行ってきました。ちいさなと言ってもオーケストラ。それなりに大人数。迫力ある音を聞かせてくれました。

正直まったく知らない曲だったのですが、リラックスして聞いていました。1曲目のドヴォルジャーク(以前イン・カフーツのメンバーとして来日したことのあるJim Dvorakの発音はほとんどドヴォジャークに近かった)は、弦のみの構成。華やかな曲想が楽しく、おもしろかった。ちょっと残念だったのは、もっと飛び跳ねるリズムのフレーズのはずなのに、擦弦楽器の悲しさか、ノリが流れてしまっていたことだ。ガツンと頭のインパクトのほしいフレーズだっただけにこのマイナスは痛かった。

2曲目は、管楽器が加わってのフル編成。音の厚みが格段に増し、なかなかの響き。全体に明るく、ノリのよい展開に、たおやかなパートが組み合わされ、起伏のあるいい曲だった。ただ、こちらにも残念な点があった。それは楽章の始まり部分でヴァイオリンが静かに入ってくる数箇所。難しいところだが、ばらばらで不安定。素人ならではの音の弱さが気になった。小さい音をいかにしっかりと出せるか、というのはヴァイオリンに限らず、ボーカルでも難しい技術だが、しっかりとがんばってほしかった。

指揮者は、一言で言うと、面白かった。まるで漫画に出てくるような表情でにこやかに棒を振るその姿は無邪気そのもの。なんとも楽しそうに見えた。ただし、ひとつだけ気になったのは、彼の鼻息の音の大きさ。力強く振る直前に必ず聞こえる風切り音は、気合と力をこめる彼の鼻息だったのではないだろうかと疑っている。音を聞かせる演奏会なので、鼻息が聞こえてしまうのは興ざめである。音楽以外の音を演奏する側が聞かせるなんてことはあってはならない。客席のノイズですらうるさく言われるのに、演奏する側がこれではね。面白かったけど、指揮者としては失格だろう。
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by inVox | 2007-10-30 00:00 | ■Music