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Official inVox Blog; Watched, Read and Listened in my real life.

カテゴリ:■Music( 167 )

何かを書きたくなる音楽。久しぶりの感覚だ。

Thierry Lang, Heiri Känzig, Andi Pupato Trio
Japan tour 2016 Spring

22nd evening: Pit-inn, Shinjuku, Tokyo
23rd matinee: Nardis, Kashiwa, Chiba
23rd Evening: Karura Hall, Kyodo, Tokyo


Set;

1. Embrace
2. Mosquito Dance
3. Open Bonds
4. Mother
5. Moby Dick
6. Traces
7. Heiri Känzig solo - Bass Song (Heiri Känzig)
8. Tender Waltz
9. Swiss Mountain Smells (Heiri Känzig)
10. Moments in Time
11. Andi Pupato solo - Wandering Words
--- encore ---
12. Summertime (George Gershwin)

1,2,3,5,6,7,8,10 from the album "Moments in Time"
4,9,11 from the album "Serenity"
12 is a Jazz Standard arranged by this trio


ティエリー・ラング(p)、ハイリ・ケンジヒ(b)、アンディ・プパート(per.)のトリオ。

いわゆるピアノ・トリオとは打楽器が異なっている。通常はキット・ドラムスを用いることがほとんどだと思うが、アンディの場合は、カホンを椅子代わりに、薬缶のようなシルエットの不思議な手作りの金属製の打楽器をメインに据えている。一部にいわゆるドラムヘッドのような皮を張った部分があったり、丸い穴があけられていたりする。薬缶の口のような、煙突のような部分が内部で反響した音を効率よく客席の方へと誘導しているようで、その煙突から内部にピックアップが挿入されている。皮の部分をたたくとインドのタブラのような高い音も出せるし、穴の部部をふさぐように叩くとやはりタブラのような深い低音が響く。表面をさすると素焼きのツボのような音も出せるし、指先で叩くと金属的な軽い音が鳴る。このメイン楽器の両脇には片皮の大きなハンドドラムのようなものが左右に一つずつ配置されていて、左側が少し小さく高めの音を。右側は大きくて低い音を出せるようになっている。それらを覆い隠すかのように大小さまざまのシンバル類が左右に広がっていく。右側が大型のものを中心にライドや極薄など4,5枚ほど。左側はものすごく小さいものまで5,6枚ほどがそれぞれスタンドに付けられている。左側にはさらにすだれのように小さな金属パイプをぶら下げたパーカッションが3,4種類。縦に超小型のシンバル状のものをひもに通したものが2種類ほど。いわゆるベルの形をしたものが数種類。輪っか状のひもに木の実だろうか木製の小さな殻が数珠のようにつけられたものもある。それとは別にさらにたくさんの木の実のようなものを大量に網に付けたようなじゃらじゃら言わせるものが太古の上に於いて在り、足元にはペダルで操作する金属(タンバリンについているようなもの)が3段2列になったもの(ハイハットのような使い方をしていたようにも思えるがライブ中は足元は前のお客さんの影になって見えなかった)。数種類のシェイカーも用意されていた。そして、新作の1曲目にして、ライブのオープナーでの特徴的な音となったアフリカの民族楽器である親指ピアノ(普通に楽器のネット通販で買えるものだと言っていたが、どうやらドイツのメーカーのものらしい)にピックアップを自作で付けたもの。そうそう、小型の太古のリムの部分に付けられていたのはピックアップの一種らしく、そこから足元のエフェクターにケーブルが伸びていた。MIDIなのか、単純にトリガーだけだったのか不明だが、電子音を流すときにはそれを介して操作していたように見えた。いずれにしても本人もあまりにもたくさんの小物楽器が多いのでごめんね、と言っていたくらいの数と種類だった。私の記憶から漏れているものもまだまだあるに違いない。

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前回の来日は2014年の2月と9月だったが、その時はこの3人での初めてのアルバム「セレニティ(Serenity)」の発売前と発売直後というタイミングだったこともあり、演奏された楽曲は大半が「セレニティ」からのもので、それ以外に「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」や「サマータイム」「ナポリ」「ブルース」が演奏されたが、9月の公演で、1曲だけ新曲として紹介されていたのが今回のアルバムのタイトル曲「モーメンツ・イン・タイム」だった。

今回のツアーでは、新作「モーメンツ・イン・タイム」から、全9曲中8曲を演奏したのだが、それらに加えて前作「セレニティ」から3曲「マザー」、「スイス・マウンテン・スメルズ」そして「ワンダリング・ワーズ」が演奏された。特にうれしかったのは、ハイリ作曲の「スイス・マウンテン・スメルズ」だった。この曲は前回は演奏されていなかったのだ。

さて、オープニングを飾った「Embrace」。アンディの親指ピアノにハイリのベースが絡み、そこにティエリーのピアノの高いキラキラした音が乗ってくるイントロは、やはり素晴らしいとしか言いようがなかった。そしてメインとなるピアノのフレーズが入ってくる瞬間のカタルシス。この曲が今回一番聴きたかったのだ。

2曲目は「蚊のダンス」ティエリーのどこまでも軽い左手のコードの刻みに右手が自在にメロディを載せていく。ハイリのソロもユニーク。そしてさりげなく、しかし、この曲の胆でもあるアンディのパーカッション。気持ちいい! 3曲目にはアルバムの流れとは違った「Open Bonds」が配されていた。これもゆったりとしたリズムが気持ちよく、ベースの解放弦を上手く使いながら、ハイリが左手でベースのボディを軽くたたきながらアンディと掛け合いのようなことをやっていた。4曲の「マザー」はティエリーのピアノでのイントロがアドリブになっていて毎回違った。この曲で一息つくような感じだ。

そして、大曲「モビー・ディック」。クジラの鳴き声はハイリがベースのハーモニクスを上手く使いながら弓で擦って出している。なるほど。大海原でのクジラの雰囲気がのっけから全開だ。ある意味シンプル極まりないのだが、いつまでも聴いていたくなる不思議な曲。アルバムの中でも白眉だったが、ライブでもハイライトの一つだった、続く6曲目「トレイシズ」では、ハイリがベースの1,2弦に(2,3弦だったかも知れない)木製の洗濯ばさみのようなものを取り付けてから始まった。これって、その昔見たフレッド・フリスがギターに金属製の洗濯ばさみを付けていたのと同じ発想だ。プリぺアド・ベースだ! こういう仕掛けでアルバムでのあの音が出来ていたのか!ととても驚かされた。そして、その驚きを残したまま(洗濯ばさみは残さずに外して)、7曲目は、ハイリのソロだ。げっ、凄い! とんでもないひとだ。うわぁ、やられた~。と思っていると、そのまま和やかな「ベース・ソング」のイントロへと切り替える。この落差の激しいこと。思わず笑みがこぼれた。この曲がまたいいんだなぁ。この人の作曲はとても好き。
ハイリのソロの次は、ティエリーのソロ。これもまたすごい。短めだけど、そのまま「テンダー・ワルツ」に繋げていって、緩急自在。やはりこの人の作曲センスとアレンジのセンスは並外れて素晴らしい。
9曲目に再びハイリ作曲の「スイス・マウンテン・スメルズ」では弓を使ったイントロから爽快なスイスの風景が苦も無く浮かぶ。あぁ、いっぺん行ってみたいなぁ。アンディにもおいでよ、泊めてあげるからと誘われているしなぁ。行きたい!という思いが強くなった1曲でした。そして、ティエリーのピアノからタイトル曲「モーメンツ・イン・タイム」。ある意味、ライブでは経験済みなので、今回はむしろ安心して聴けた。安心して、というのはちょっと変だが、「馴染み」の感覚だと言えばわかるだろうか。「最後の1曲の前にもう一度紹介しよう」とメンバー紹介をティエリーが行い、いよいよラスト「ワンダリング・ワーズ」。これにはアンディのソロがイントロに付加されていて、これがまた素晴らしい。一般的なドラム・ソロとは違って、基本はカホンと薬缶もどきを中心に金物が載る感じだ。いや面白い。そして曲はもう大好きな曲なので気分はノリノリ。終わった時にはウォー!てな感じになってしまった。

アンコールは1曲のみ。それが前回も演奏した「サマータイム」。ハイリのベースによるイントロは、初めて聞いた時にはこの有名な曲だと分からなかった。左右の手でボディを叩いて軽快なノリを出していく。Nardisではティエリーが悪乗りして、観客に手拍子を打たせてハイリを煽ったりして、無茶楽しい演奏だった。

このトリオ、全部の曲に共通して感じるのは、特に難しい構成だとか、難しい顔をしての演奏がなく、基本構造が取ってもシンプルなものが多いことだ。だから、とても耳に馴染み易い。だけど、今までこんな演奏聴いたことがない、と思わせる。いつまでも聴いていたいと思わせる不思議な音楽だ。どの曲も主旋律はとてもシンプルで優しい。それを何度も繰り返す。崩す。戻る。こう書くとなんだか普通に思えるが、とんでもなく普通じゃない。不思議だ。

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by inVox | 2016-04-26 11:40 | ■Music
久しぶりの「ソロ」公演。2002年のお台場メディアージュ以来となるのだから12年振りか。当時の写真のネガが出てきたので、あらためてプリントしてみたら、良く見知った顔がみな若い。中でもリチャードが一番若く見えた。

今回は、アコースティック・ギターと、ベースとギターのダブルネック・エレキを持ってきていて、このダブルネックでの演奏がどんなものなのか、とても興味があった。リチャード独特の硬質な音質設定で、ハーモニクスを多用した奏法は相変わらずだが、演奏技術は全く衰えていない。今年66歳になると言っていたが、声も、多少低くなっていたものの依然として「魅惑のカンタベリー・ヴォイス」そのものだ。サウンド・チェックでは、以前と変わらず「ドゥヴィダッタラッタラ~」とハミングで適当なメロディが次々に飛び出してくる。ギターも適当にコードやハーモニクスを掻き鳴らしている。かと思えば、おなじみの曲のメロディを口ずさみ、演奏する。まったく、これだけでも楽しくなるというものだ。

開場して、お客さんがほぼ入場してしまった頃、いきなり飲み物をもらいに出てきて、旧知のファンと旧交を温めたりしているし、あと3分で始まると言えば、客席の際前方に座って、突然の前説を始める。そして時間だ。そのままステージに上がって始めようとして初めて楽譜を楽屋においてきていることに気が付いて取りに戻る。やれやれ。最初に私がプレゼントした私家版ツアーブックを客席に見せてくれた。そして演奏が始まった。


Richard Sinclair Live at Mame Romantic, 19 Apr. 2014

1. Hatfield Medley: Licks for the Ladies - Bossa Nochance - Big Jobs No.2
2. Share It
3. What's Rattlin'
4. Only the Brave
5. Plan it Earth
6. Keep on Caring
7. Emily
8. Out of the Shadow...
9. Felafel Shuffle
10. Halfway Between Heaven and Earth
11. It Didn't Matter Anyway
12. Golf Girl
13. Hello Hello
14. Over from Dover
15. In the Land of Grey and Pink
16. Disassociation


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今回の最大の驚きは、曲がよく準備されていたこと。これだけの曲数を歌詞カードのファイルと、コード進行を書いたファイルの2冊を譜面立てにおいての演奏だったが、きっちりと演奏してくれた。歌詞は、割とまともに歌ってくれた方ではないだろうか。もちろん、途中であやしくなってハミングとごちゃごちゃになったりする曲も多いのだが、歌詞をちゃんと歌っている割合が結構高かったのではないかと感じた。

前々日に日本につき、その足で上越に行って、地元のFMラジオ局に出演。その日の夜にはラ・ソネというお店でライブ。中一日を置いての公演だったわけだが、どうも、その間にどこかで風邪を拾ってしまったようで、時々声が裏返ったり、咳をしたりしていたのが少し気になった。だが、本調子ではないにも拘らず、公演は感動的で、来ていたお客さんも、公演終了後に不満を漏らした人はいなかったと思う。

ソロで、弾き語りで、というスタイルが、キャラバンやハットフィールズの曲に合うのだろうか? という疑問・不安は多少あったのだが、実際の演奏を聴いてみれば、本来これらの楽曲を作ったリチャードが演奏していることもあってか、まったく違和感がなかった。というか、逆にこのバージョンも十分にありだな、と思ったのだ。もちろん、バンドでのバージョンとの対比において、最もそのコントラストが映える、という意味においてだ。

幸いにも、ほぼすべての曲が判別できた(メロディは知っていてもタイトルが出てこなかったのが少しあったけど)ので、その場でメモを取ってみたが、この人のレパートリーの広さが実感できるセットリストだ。これで、まだやっていないキャメルの曲やキャラバンの曲がある訳だから、二日間セットリスト日替わりで、なんていうのも存外難しくないのかもしれないなぁ、と思った。定番とも言える人気曲も多いので、要所要所をそれらで決めて、後は適当に選んでも満足できちゃうからなぁ。

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ライブ終了後もすぐに出てきてサイン会状態。会場の都合で途中で場所を店の入り口のすぐ外に移したが、かなりのファンがサインをもらい、写真を撮っていた。その後、会場を後にして一旦ホテルへギター類と共に戻っていった。
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by invox | 2014-04-24 15:39 | ■Music
Thierry Lang, Heiri Kanzig, Andi Pupato Trio 日本公演初日
(横浜エアジン、2014年2月5日)

素晴らしい公演だった。前半、後半に分かれた構成で、極めて美しくも、その芯においてとても力強い音楽を堪能させてもらった。
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もともと、パーカッションのAndy Pupato目当てだったのだが、ピアノのThierry LangもベースのHeiri kazigも、想像をはるかに超えて素晴らしかった。始まる前のステージを見ると、パーカッションは、いわゆる普通の太鼓類は用いず、カホンと金物類を中心に構成されていて、音的には随分と軽いものが多いなぁという印象だったのだが、演奏が始まってみると、軽快な響きながら、目の前に浮かぶのは、緑の大地であり、森であり、川であり、起伏にとんだ山々なのだ。それらが、まるで自分が鳥にでもなったかのように、滑らかに流れていく。時に岩があり、滝があり、断崖や台地が現れる。地球そのものだ。
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その上で、ベースが鳴ると、それはまるで人々の動きのようだ。眼下に人々の生活が繰り広げられている。楽しげに、命に満ち溢れている。「人間」を強く感じさせる、存在感の強い人々だ。時に歌い、時に笑い、時に黙々と働いている。
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そして、ピアノ。見ているとそれはまるで、光のようであり、風のようであり、宙に舞う花弁のようでもある。時々鳥たちが現れる。カラフルだが、原色ではない美しい色たち。くるくると表情を変えながら、落ちることなく宙を舞い続けている花弁のようだ。
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ジャズのピアノトリオ、というものに対して持っていた私のイメージとは大きくかけ離れた音楽がそこにあった。

美しく、強い。

主催者のブログでもレポートされている。

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公演終了後に、アンディ・プパートと少し話をすることが出来た。彼が日本に来るのは7回目だそうだ。その内、3回はChico & the Gypsiesでの来日、2回はRoninとして、と言っていた。私は残念ながら、Roninでの1回しか見たことがないのだが、その1回があまりにも強烈に印象に残っているので、今回の公演も見に来たのだ。見て正解。これほど確信を持って言えるのは、彼らの音楽がとても素晴らしいものだったからだろう。出来ればもう一回見たいのだが…。
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by invox | 2014-02-06 17:04 | ■Music
Steinar Raknes Live at Yagi-ni Kiku?,
Daikanyama, Tokyo 2013 Aug. 21st
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1. Killing the Blues *
2. Corrina *
3. Lonely
4. Deeper Well
5. Sweet Child
6. Stillhouse *
Woodstock (skipped)
7. Keep Holding On
8. Morning Song **
9. Mellizos ** / Twilight *

- intermission -

10. All My Tears
11. Woodstock *
12. Drench My Soul
13. Heart Of Saturday
14. All I Really
15. Speed of the Sound *
16. Wishing Well
17. I'm on Fire *
18. Never Let You Go
19. Walkin *
20. Angel

- encore -

21. Kiss *     
* 「Still House」収録
** 「Tangos, Ballads & More」収録


このセットリストは本人の自筆であるが、テーブルが濡れていたりで汚れてしまっている。開場した時点で、まだ前半のセットが完成していなかったので、大丈夫だろうかと心配していたら、前半終了後に後半のセットを検討し始めたのには驚いた。
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彼の歌のストックは、50曲程度あるそうだ。それを常時持ち歩いているらしいiPadに曲のタイトルが入れてあって、それらが簡単に並べ替えることが出来るようなソフトを使っていた。それをあーでもない、こうでもないと弄りながら、紙に書き取っていくのだが、書き終わった後に消したり、入れ替えたりもしていた。極めつけは前半でスキップした「ウッドストック」を後半のセットリストを決めた後に会場のファンからのリクエストで再度組み込んだことであろうか。なんとも臨機応変。素晴らしい。

ウッドベースを掻き鳴らしながら歌うのだが、話し声からは想像できなかった渋いう歌声だ。アレンジもベース一本とは思えないほど表情豊かなもので、カバー曲が目白押しなのに、まったく彼のオリジナル曲を聴いているかのような錯覚に襲われた。ピーター・バラカン氏が「はまった」のも頷ける。こりゃ、はまるわ。

前半でのお客の反応が良かったせいか、後半は見た目にもリラックスしているのがよく分かるほど遊びの幅が広がった。リクエストした女性に笑いかけたり、客に歌わせようとしたりと、とてもインタラクティヴでホンワカしたライブ空間が出来上がった。それでもベースを弾き倒す場面も十分にあり、楽器奏者としての彼を期待してきた向きにも十分アピールしていたのではないだろうか。とにかく上手い。派手なアクションはないものの、引き締まった体と端正な顔立ちは、客席に女性客もかなりいたことを納得させるもので、公演終了後に一緒に写真を撮ってもらっているファンもいた。前半と後半の間の休憩時間にもサインに気さくに応じていた。

これまでの公演を見逃してきたことが悔やまれる。

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チャンスがある人には、今日、明日の上越市と斑尾でのコンサートをぜひ見てほしい。また、スタイナーがメンバーになっているアーバン・コネクション(Urban Connection)のライブ(今週末の8/24(土)、8/25(日)、ともに新宿ピット・イン)も見に行きたいが、都合つかず。残念。こちらは、「ハイ・ヴォルテージ」。ベース奏者としてのスタイナーを堪能できるのになぁ。
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by invox | 2013-08-22 14:11 | ■Music
スティーヴ・ライヒが来日するようです。もっとも自身のグループではなく、自分の楽曲を演奏するコリン・カリー・グループのゲストとして1曲だけ参加というもの。ただ、このCCグループが演奏するのは全曲ライヒ楽曲。目玉は「ドラミング」の全曲演奏のようです。

コリン・カリー・グループ公演

e0006365_11101892.jpg・日時:12月4日[火]19:00
    12月5日[水]19:00
・場所:東京オペラ・シティ・コンサート・ホール

・[曲目](両日とも同じプログラム)スティーヴ・ライヒ:
[1]クラッピング・ミュージック (Clapping Music 1972)
[2]ナゴヤ・マリンバ (Nagoya Marimbas 1994)
[3]マレット楽器、声とオルガンのための音楽
  (Music for Mallet Instruments(Voices & Organ)1973)
[4]ドラミング[全曲](Drumming (complete) 1970-71)

[出演]
・コリン・カリー・グループ(Colin Currie Group)・・・[1-4]
・シナジー・ヴォーカルズ(Synergy Vocals)・・・[3、4]
・ゲスト:スティーヴ・ライヒ(Steve Reich)・・・[1]

Steve Reighホームページ

それに先立ち、本人の公演ではありませんが、ライヒの楽曲を演奏する公演があります。
加藤訓子さんというパーカッション奏者によるもの。この人はライヒの「カウンターポイント」シリーズを全部マリンバなどのパーカッション用にアレンジしなおして演奏するということをやっているようです。初めて知りました。

・日時:10月26日(金) 19:00(開場)/19:30(開演)

    10月27日(土) 13:30(開場)/14:00(開演)
            18:30(開場)/19:00(開演)


・場所:東京公演 :目黒パーシモンホール(小ホール)


・[曲目]:ニューヨーク・カウンターポイント(New York Counterpoint)
      (arranged for Marimba)
  チラシ(PDF)
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by invox | 2012-10-04 11:09 | ■Music
過去に2度来日公演を行っているスリー・フレンズ(Three Friends)が、10月にカナダとアメリカをツアーするとのこと。

Three Friends

 Gary Green (guitar, vocals)
 Malcolm Mortimore (drums)
 Mick Wilson (vocals, from 10cc)
 Gary Sanctuary (Keyboards)
 Lee Pomeroy (bass and vocals: It Bites, Steve Hackett, Rick Wakeman)
 Charlotte Glasson (all the saxophones, flutes, clarinet, bass clarinet, violin and viola, penny whistle, melodica, percussion, and even the saw in Lost and Found Orchestra.)


いつの間にか、ベースのロジャーが抜けている。後任として加入したのは、なんと、現イット・バイツのリー・ポマロイ(Lee Pomeroy)だというから驚きだ。

また、先月のイタリアのトリエステでのプログ・ロック・フェスティヴァルへもこの顔ぶれで参加したようだが、その際にゲスト扱いで参加していた女性マルチ・インストゥルメンタリストで、ジャズの世界では有名な(2009年のMarlborough Jazz Festivalで "best newcomer"受賞)新進気鋭のシャーロッテ・グラソンが、北米ツアーにも参加するとのこと。クリス・スペディングをゲストに迎えたライブアルバムもリリースしている彼女の演奏はいったいどのようなものなのか、気になるところです。

北米ツアーの前に9月27日にはイギリスでのライブも行うとのこと。


スリー・フレンズ(Three Friends)ツアー日程

 9月27日:Ropetackle Arts centre, Shoreham on Sea,UK

10月 3日:Centre cuturel de Beloeil, Quebec, Canada
    4日:Theatre Hector-Charland, Quebec, Canada
    5日:Palais Montcalm, Quebec, Canada
    6日:Spect'Art Rimouski, Quebec, Canada
    7日:Theatre Outremont, Outremont, Quebec, Canada

    9日:BB Kings in NYC, USA
   10日:Sellersville Theater in Pennsylvania, USA
   12日:Arcadia Theatre in Chicago, USA


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by invox | 2012-08-17 10:27 | ■Music
久々のソロ・リサイタル。今回は、さしずめStep Across the Borderの試みというところでしょうか。

4/14(土)午後2時@淀橋教会リサイタルのお知らせです。

●鈴木生子Clarinet recital series-3
 「クラリネットの音色は、ジャンルを超える」

【プログラム】(順不同)

◆伊藤弘之:Hiroyuki Itoh
*クラリネットのための「ブラック・エルヴス」 (2008) < エスクラリネットヴァージョン>
 Black Elves for clarinet solo

◆梅津和時:Kazutoki Umezu
*A Lonely Dolphin (2005) < バスクラリネット>

*月猫 (2005)  < バスクラリネット>
 Moon Cat

◆上畑正和:Masakazu Uehata
*いろいろな考えごと (2012 委嘱新作) < クラリネット>  
 Many thoughts

*あおい空にまるい雲 (2012 委嘱新作) < クラリネット>
 Blue sky with round clouds

◆鈴木純明:Jummei Suzuki
*バスクラリネットのための スラップスティックII (2004/2011) 
 SLAPATICK II pour clarinette basse en si♭

*都合により、曲順、曲目は変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

開演■2012年4月14日(土) 14時...(13時30分開場)
料金■3000円 
会場■淀橋教会小原記念チャペル
   《JR総武線「大久保」駅下車徒歩1分 JR山手線「新大久保駅」下車徒歩3分》

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鈴木生子/クラリネット、バスクラリネット
東京藝術大学、マンハッタン音楽院大学院、アムステルダム音楽院大学院(バスクラリネット)修了。霧島音楽祭にて奨励賞、グローバルユース賞を受賞。現在、フリーのクラリネット奏者としてオーケストラや室内楽で活動する他、朗読など異ジャンルとの新しい場のあり方を模索しつつ、コンサートの企画・演奏も行っている。2010年からikukoシリーズとして、作品にまつわるお話を入れながらのコンサートを開催している。今回はその3回目。現代音楽グループ、アンサンブル・コンテンポラリーαのメンバー。クラリネットアンサンブル「オブロー」のバセットホルン奏者。
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by invox | 2012-03-25 17:56 | ■Music
イタリアのリチャード・シンクレアから季節の挨拶メールが送られてきた。

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来年は、今年よりもよい年でありますように。
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by invox | 2011-12-29 12:05 | ■Music
嬉しいニュースだ。

デヴィッド・ジャクソンに初孫が誕生した。

デヴィッドの息子ジェイクのところに男の子が生まれたそうだ。名前はハービー。ハービー・ジャクソン。トゥイッターでジェイクが報告した。

Jake has twittered on twitter;
"3 days, 6 hours sleep, 2 meals in 2 days, 40 hours of contractions, 17 hours of hard core labour. Please join me in toasting my son, Herbie"

もしかしたらかなりの難産だったのかもしれない。「三日間、6時間の睡眠、二日間で2回の食事、40時間の収斂(陣痛)、17時間の大変な分娩。どうか、私の息子、ハービーへの乾杯に加わってくれ。」

とにかく、無事出産ということで、めでたい!

おじいちゃんになったデヴィッドにはメールを出した。さて、クリスマスは、一家団欒ということになるのかな?


追記:デヴィッドから返事が来た。「とてもはらはらした。難産だったが、試練は終わってほっとした、ハービーはここにいる!ジェイクの時も大変だった、1976年のことだけどね!」みたいな内容です。おめでとうデヴィッド!
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by invox | 2011-12-15 12:44 | ■Music
 Farmers Market Live in Japan 2011
 月見ル君思フ(青山、東京) 2011年9月5日(月)

いや、実に久しぶりな感じだ。前回はいつだったのか良く覚えていないが、「サーフィンUSSR」が出ていたような気がするので2008年以降だったと思う。だが、だが、だが。今回のファーマーズは一味も二味も違った。メンバーは不動の5人。

スティアン・カシュテンセン(Stian Carstensen)(accordion, electric guitar, pedal-steel guitar, kaval, ocarina)は、すっかりはげ親父になっていた(遠くから見たらトゥリフォンと見分けがつきにくいほどだ)が、すっかりベテランの外観とは裏腹に、やることは以前よりもさらにパワー・アップした超絶技巧の楽器演奏と無茶苦茶ぶり。オカリナの演奏には完全にやられてしまった。でたらめな歌もしゃべりも最高!

ニルスオラフ・ヨハンセン(Nils-Olav Johansen)(guitar, vocals)は、スティアンと対を成すエンターテイメントを演出。音楽面でもしっかりと枠組みを構築しつつも脱力するというとんでもないことを両立している。彼の歌をもう少し聴きたかったなぁ。立ち位置をほとんど変えずに体を激しく動かすこともないのだが、顔芸だけでも楽しませてくれる。ギターの腕前は凄いのだが、それを見せ付けるようなロック・スターみたいなことは一切しないのがまた彼らしい。

フィン・グットォルムセン(Finn Guttormsen)(5-strings bass-guitar)は、以前は普通の4弦ベースを弾いていたように思うが、勘違いだろうか?>今回は5弦ベース。見た感じは全くノリの悪い演奏スタイル(ほとんど不動)なのだが、出てくる音は素晴らしい。あの狂ったように変化するリズムやテンポでよく演奏できるものだと毎回感心してしまう。このどっしりとしたベースの屋台骨が船の竜骨のようにバンドを支えていると言ってもいいだろう。

ヤーレ・ヴェスぺシュタ(Jarle Vespestad)(drums)は、すさまじい。良くあんなドラムスを叩けるものだ。破壊力も疾走感も、ノリも最高。単純な曲が一個もないのに全くリズムが崩れないのは彼とフィンのおかげだ。フィンガ竜骨なら、ヤーレは船体そのものかもしれない。また、彼はバンドの中でもっとも普通に笑ったりして、一番親しみやすいキャラクターだ。バンドのはげ三人衆のうち、スキンヘッドなのはヤーレだけなのだが、普通なら強面になりそうなところをその人懐こい笑顔で人気が高い。実際イケメンだ。

トゥリフォン・トゥリフォノフ(Trifon Trifonov)(alto-sax)は、初来日の時からすっかりお友達になってしまった。最年長で唯一ノルウェー人ではなくブルガリア人なのだが、ファーマーズの音楽はトゥリフォンの持ち込んだブルガリア音楽がベースになっているというのも面白い。聴き様によっては、スティアンのアコーディオン演奏などはトゥリフォンのサックスを真似するところからスタートしたのではないか、とすら思える。バンドがどんなにどたばたをやっていても、一人ステージの片隅で淡々と演奏したり、居眠りしたり、疲れたように座っていたりと、見ていて全然飽きない。その存在自体が面白い。今回、これまで機会がなかった彼のソロ・アルバム(ブルガリアの伝統的な結婚式の音楽集)へのサインもやっともらえたが、話をするにはあまりに時間がなさ過ぎた。だってファーマーズは演奏を終わらせるつもりがないのでは、と思えるくらい延々と演奏し続けるんだもの。

今回は、専属エンジニアとしてStig Aron Kamonenを帯同してきていた。そのおかげかどうかは分からないが、これまで見た中でも最も音の迫力があった。もうほとんどロック・コンサートである。10年前、お台場メディアージュにあったライブ・レストラン「トリビュート・トゥ・ザ・ラブ・ジェネレーション」(通称TLG)で初めて見た時にも凄く驚かされたが、今回は、すでにバンドをよく知っているにもかかわらず、さらに驚かされてしまった。これは凄い。

2008年の4枚目のアルバム「サーフィンUSSR」以降、作品を発表していないが、そろそろ何か出して欲しいと思っているのは私だけではないだろう? 会場の月見ルが満員なのを見た観客の一人が感心しているのに対して、「ここまで来るのに10年かかった」という主催者の言葉がしみじみと胸を打った。たしかに10年前のTLGでの観客はもっと少なかったが、でも、その分、当時2枚のアルバムしか出ていなかったファーマーズを見に来るだけに、とても熱心なファンが多かったのも事実である。
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by invox | 2011-09-08 10:43 | ■Music