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Out of My Book

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Official inVox Blog; Watched, Read and Listened in my real life.

<   2005年 09月 ( 8 )   > この月の画像一覧

「銀河ヒッチハイク・ガイド」の原作は読んだことがないが、イギリスらしいユーモアと皮肉とウィットがてんこ盛りの作品だと理解している。その上でエンターテイメントとしても世界に通用する、はず、だと。と興味を持っていたのだが、映画を見る前にとある個人レビューを読むと、その人にはとてもう~んなんだかなぁな映画だったようだ。考えてみれば日本では、日本的なお笑いが一番一般的であり、その次にアメリカのハリウッド的と呼ばれる笑いの感覚で作られた映画やドラマに触れる機会が最も多い。井やむしろ、それら以外のユーモアや笑いといったものに触れることなどほとんどないのではないか? 小説にしても、いまや日本人作家の作品が売れ筋のほとんどで、外国小説も最も多いのがアメリカもの。書店で目にする限りにおいてもヨーロッパものはかなりマイナーになってきているように感じられる。アメリカや日本、それにその影響下にある韓国のドラマや映画ばかりが羽振りを利かせていてつまらない。イギリスやフランス、ドイツ、イタリアといったメジャーな国ですらいまや珍しもの好き扱いなのかもしれない。
e0006365_22213792.jpgイギリスのナンセンス・ギャグに、キリスト教的なものをおちょくった笑い、ヒューマン・ドラマをコケにしたような人物描写などむちゃくちゃ楽しい映画だった。それでいて最後は人間万歳なところが又イギリスらしい。ハッピーエンドでもなければダークに落ち込むわけでもないイギリスのお笑い映画、そんな作品だった。それでもこの映画は、モンティ・パイソンほど凝った演出でもないのかな? そういう意味では日本やアメリカでももっと人気が出てもいいような気がする。
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by inVox | 2005-09-30 22:21 | ■Cinema/Movie
テリー・ライリーがやってくる! パシフィック・クロッシング2005というイベントのようだが、 これは、説明によれば80年代から90年代に掛けて開催された「インターリンク」の正当な後継イベントだと言うことになる。アメリカ大使館との共催という形で、昨年第1回目のイベントが行われたというが、今年は70歳を越えた現代音楽の異端児、ミニマル・ミュージックの大御所にして、ソフトマシン以前のデヴィッド・アレンと活動を共にしたこともあるテリー・ライリー。そう、今や日本の中では巨匠として扱われている久石譲 が「風の谷のナウシカ」の音楽では彼の音楽を露骨に下敷きにしていることでも有名だ。久石譲自身がそれ以前にこのテリー・ライリーの音楽を演奏するためのグループを結成して活動していたというのだから当然その影響は大きいと思うが、あそこまで露骨にやられると呆れてしまう。テリー・ライリーの「in C」e0006365_1653593.jpg「A Rainbow in a Curved Air」e0006365_1654153.jpgなどをぜひ聴いてみて欲しい。インド音楽に傾倒した時期もありラーガに則った作曲法での作品もある。前掲の初期の2作品はオルガンを中心とした作品でロック・ファンにも聴きやすいだろう。現在はピアノ中心だと聞く。以前来日した際にはピアノとサックスでのインド音楽風の演奏を披露してくれた。アマゾン等ではクラシックのカテゴリの方により多くのアルバムが分類されている。

<テリー・ライリー公演日程>

11月15日 (火) 19:00開演 (18:30開場)
  東京:自由学園・明日館、講堂
  「賢者の手:テリー・ライリーのピアノ」

11月16日 (水) 19:00開演 (18:30開場)
  東京:自由学園・明日館、講堂
  「ビート経文:テリー・ライリーとビート詩人たち」

<トーク&デモンストレーション>
11月17日(木) 19:00開演 (18:30開場)
 東京:自由学園・明日館、講堂

11月19日 (土) 18:00開演 (17:30開場)
11月20日 (日) 14:00開演 (13:30開場)
  金沢21世紀美術館、シアター21
  「テリー・ライリー、その魔法の響きにふれる」

<トーク&デモンストレーション>
11月21日(月) 19:00開演 (18:30開場)
 福岡:ゆめアール大橋 (福岡アメリカンセンター主催)

<Terry Riley Discography>  * Out of Print

1966 Reed Streams Mass Art *
1968 In C CBS Masterworks MS 7178
1969 A Rinbow in Curved Air CBS Masterworks MS 7315
1970 The Church of Anthrax (with John Cale) CBS *
1972 Happy Ending Waner Bros. 46125 *
1972 The Persian Surgery Dervishes Shandar 83501
1974 Le Secret de la Vie Phillips *
1978 Shri Camel CBS Masterworks M35164
1982 The Descending Moonshine Dervishes/
1983 The Ten Voices of the Two Prohets Celestial Harmonies 12047(2 CD Package)
1985 No Man's Land: Plainisphare PL 1267 *
1985 The Ethereal Time Shadow (Music from Mills ) MC 001
1985 Cadenza on the Night Plain Gramavision 181014-1
1986 The Harp of New Albion Celestial Harmonies 14018
1989 IN C with the Shanghai Film Orchestra Celestial Harmonies 13026
1989 Salome Dances for Peace Nonesuch 9 79217 1
1991 June Buddhas (Lou Harrison 7 Pastorales) Music Masters 67089-2
1992 The Padova Concert Amiata Arnn 0292
1993 Persian Surgery Dervishes (re-issue) New Tone 129806715 2
1993 Cactus Rosary (NEW WORLD) Artifact Music ART 006
1993 In C 25th Anniversary Concert New Albion NA 071
1994 Chanting the Light of Foresight New Albion NA 064
1996 No Man's Land (revised/reissue) Plainisphare 1267-93
1996 Lisbon Concert New Albion NA087
1996 Poppy Nogood All Night Flight V.1 Organ of Corti 4
1997 A Lazy Afternoon Among the Crocodiles AIAI 008
1998 The Piano Music of John Adams and Terry Riley Telarc Cd80513
1999 Reed Streams Organ of Corti 2
1999 Olson lll Ogan of Corti 3
1999 The Book of Abbeyozzud New Albion Records NA 106
1992 Tread on The Trail In Good Company/Jon Gibson Point Records 434-873-2
1998 Vigil of the Snow Clam Solar/Helios Sol y Samba Records 001
2000 Music for the Gift Organ of Corti 1
2000 Cortejo Funebre en el Monte Diablo Kronos Caravan Nonesuch 79490-2
2000 IN C Ictus Live Cypres 5601
2000 IN C SMCQ live with Walter Boudreau ATMA ACD22251
2000 Good Medicine The Smith Quartet 779-003-2
2001 You're Nogood Organ of Corti V
2001 IN C The Bang on a Can All Stars Cantaloup 21004
2001 Requiem for Adam Kronos Quartet Nonesuch 79639-2
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by inVox | 2005-09-23 16:54 | ■Music
空を飛ぶ夢は、何度も見ているが、空の飛び方は基本的にはいつも一緒だ。重力の低い世界ならはおそらくはこうではないか、と思えるようなジャンプがまずできる。ジャンプして、ゆっくりと落ちてくるのだが、そこで何かにつかまるように体に力を入れるとまるでハンググライダーのようにスーッと飛び続けることができる。滑空するように飛ぶのだが、コントロールは半ばしか効かない。

緑豊かな田畑の広がる低い山の斜面の上を飛ぶこともあれば、ビルの立場並ぶ街中を飛ぶこともある。動力を持たないから、飛んでは下がってくる。下がったらどこかを蹴って再び上へと飛び上がる。上手く風を捕まえられれば長い時間飛ぶことができる。幸い、強風に吹き飛ばされたり流されたりしたことはない。
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by inVox | 2005-09-19 22:31 | ■Dreams
妖怪大戦争をやっとこさ見た。
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水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきがプロデュース・チームということで妖怪のお間抜けぶりや、スコーンと抜けたばかばかしさが最高。一方でおそらくは子供を対象とした分かりやすい感動をしっかりとストーリの中心にすえているところがみそ。120万匹の妖怪がいったいどういう風に「大戦争」をするのだろうと思っていたら、実はお祭りだったのだ。というのがさすが。お祭りの中に戦争を起こそうとした者どもを飲み込んでしまうという壮大稀有な物語。
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by inVox | 2005-09-11 18:19 | ■Cinema/Movie
昔見た夢で覚えているものがある。

岩肌がむき出しになった山の上のほうに村と言うか小さな町のようなものがある。私はそこに住んでいる。そこにある日見知らぬ一団が訪れる。山の上のさらに向こう側にある大きな洞窟から出てきたのだ。その一団は、しばらくは人々とうまくやっているように見えた。が、ある日、彼らが洞窟から新たな一団を引き連れて出てきたのだ。それは、怪物たちだった。爬虫類と植物と、昆虫を合わせたようなグロテスクな生き物。二本足のものもいれば四足のものもいた。私は人々に警告を発しながら逃げた。もう一人の子供とともに。山を駆け下りていったのだ。

山は、下るにつれ木々が生い茂った森へと変わる。馬車の通る大きな道をひたすら走っていくが、後ろから身の軽い化け物が追いかけてくる。私たちは道をはずれ、木立の中に飛び込んだ。そして斜面を必死に駆け下りながら後ろを振り返る。化け物も木々を押し分けながら追いかけてくる。私たちは下の道に出た。そこは大きな池だか川だかのほとりを回る道だ。私たちは水辺に沿って必死に走る。そのうち、もう一人の子供が「あっちへ行こう」と言って水の上に浮いていた何かに飛び移った。私も、と身構える私の目の端に、水の中を進んでくる何かが映った。あぁ彼も終わりだ。そう思ったのを覚えている。

この夢はここで終わり、その後細かいところは少々違っていはしたが、何度か繰り返して見た。これは実際の体験だったのではないかと思う。どこか別の時間、別の次元での。
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by inVox | 2005-09-08 10:33 | ■Dreams
横山秀夫の一連のTVドラマを良く見ている。「影の季節」シリーズや「強行-捜査一課強行犯係」シリーズなども面白いし、単発物も面白い。だが、TVドラマで先に見てしまったこともあり本には手が出ない。映画版も見た。だけど本には手が出ない。なぜだろう。読めばきっと面白いと思うのだが、TVドラマのテンポに慣れてしまったせいか、本には手が出ない。TVで満足しすぎたせいかもしれない。
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by inVox | 2005-09-07 14:43 | ■Books
スターウォーズの「クローン大戦」が深夜枠で放送されている。アニメーションがあるとは知らなかった。これは映画のエピソード2の4ヵ月後からスタートする話のようだ。この話の後に現在公開されているエピソード3が来るとのこと。

e0006365_2320238.gifスターウォーズといえば、グレッグ・ベアの書いた「スターウォーズ:ローグ・プラネット」という本がある。こちらはエピソード1の3年後という設定。12歳のアナキンが主人公。それにしてもスターウォーズとはなぜにここまで人々を熱狂させるのだろうか。

宇宙という概念は、長い歴史の中で二転三転してきた。最初は神々の住む天上界とそれよりもはるか上の「空」として、西洋、東洋、あるいは中東、アフリカでも中南米でも、星々は神話の中の道具として登場することも多い。西欧世界が徐々にキリスト教によって単一の価値観を広めていくと、こんどは天動説のような形での宇宙観が広がる。自然科学がこれを地動説に変えるまでしばらく時間がかかっている。望遠鏡の発達や運動力学、物理学は宇宙を星の存在する空間として、また地球や太陽もその中のひとつの星として認識させるようになる。それでも、この宇宙空間の「無」は「エーテル」で満ち溢れている、などの説が生まれてくる。宇宙空間は真空。真空とは何か。「何もない」空間ではなく、単に「気体」がないだけなのかもしれない、というようになってきた。そして電波、電磁波の測定ができるようになると、この無音の世界がありとあらゆるノイズに満ちていることが分かってきた。

そして宇宙人。地球の生命体は、宇宙で唯一の生命体である、という考え方はもはや誰もしなくなってきているが、確認できる範囲である程度の高度な発達を遂げた生命体を見つけたという話もまだない。もちろん、地球に訪れた「宇宙人」の話はいくつもあるのだが。宇宙の中に生命を発生させる条件がそろっている星がいくつもあるということは確率的にもかなり高い。しかも、これは地球的な生命を発生させる確率だ。人間の想像の及ばない生命形態も当然あるだろう。月世界人や火星人はともかくとしても、この銀河系の他の太陽系にはそれなりに生命体がいるはずだ。ただし太陽系、意やこの銀河系の中にいる限り、星の誕生のタイミングが似たような時期(といっても数百億年以上の幅があるだろうが)だろうから、発達の度合いも似たようなものである可能性も高い。それゆえまだ宇宙空間の長距離移動がお互いに不自由であり、出会えていないだけなのかもしれない。
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by inVox | 2005-09-05 23:17 | ■Cinema/Movie
アルセーヌ・ルパンの名前がラウール・ダンドレジーだというのを初めて知った。小学生の4、5年の頃に学校の図書室でルパン作品を何冊か読んだが全部ではなかった。最近本屋で見かけた「カリオストロ伯爵夫人」が「怪盗ルパン」としてではなく、ラウール・ダンドレジーとしての物語であり、勝つルパンとしての「最初の冒険譚」として描かれているというのに惹かれて買ってしまった。ついでに9月後半からこれが原作となっている映画「ルパン」も上映されるのだそうだ。

映画「ルパン」(2004年 フランス/イタリア/スペイン/イギリス)132分
監督 ジャン=ポール・サロメ
原作 モーリス・ルブラン
脚本 ジャン=ポール・サロメ 、ローラン・ヴァショー
音楽 デビー・ワイズマン
出演 ロマン・デュリス 、クリスティン・スコット・トーマス 、パスカル・グレゴリー 、エヴァ・グリーン 、ロバン・ルヌーチ
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俳優については無知なので有名な人がいるのかどうかすら分からない。アメリカ映画ではないのでエンターテイメント映画だけれども見てみたい。
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by inVox | 2005-09-03 19:00 | ■Books