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THE SOFT MACHINE LEGACY Live in Japan 2006
17th(Sat), 18th(Sun), June 2006 at Club Citta Kawasaki

e0006365_15103873.jpgHUGH HOPPER(b)
JOHN MARSHALL(ds)
JOHN ETHERIDGE(g)
THEO TRAVIS(soprano & tenor sax flute)
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2月8日に肝硬変のため亡くなったエルトン・ディーンが体調不良でツアーに参加できなくなってからのテオ・トラヴィス版のソフト・マシン・レガシーが日本にやってくる。数年前にヒュー、エルトン、ジョン、アラン・ホールズワースという顔ぶれで来日して以来のコンサートだ。元々来日公演の予定があったのか、エルトンが亡くなったことで急遽プロモーターが呼ぶようにしたのかは不明だが、今回の来日はエルトン・ディーンの追悼公演となるとのこと。

前回もそうだが、ソフト・マシンの元メンバーが揃っている(テオは別だが)とは言え、オルガン奏者抜きのマシンは明らかにマシンではない。もちろん、音楽そのものは良質なジャズなので、思い入れとかを別にすれば非常に楽しめるものだ。でも、どうしてもエルトンとテオ、あるいはアランとジョン・エサーリッジを比較してしまうのも、思い入れがあればあるほどやってしまいそうだ。e0006365_159886.jpgこのレガシーのエルトン在籍時のライブが昨年発売されている。今回の来日公演の予習としてはこれが一番最適かもしれない。中にはジョン・エサーリッジのソロ・アルバムの曲も取り上げられていたりと単純な懐メロだけのバンドではなさそうだ。

このバンドはソフト・マシンの名前を冠していても、まったくの別のブリティッシュ・ジャズの大御所たちのバンドだと思ってエルトンの冥福を祈りながら見ることにしたい。チケットはもう少し先でないと販売されないが忘れないようにしておこう。

e0006365_1594991.gifなお、グラハム・ベネットによるソフト・マシーンの本「OUT BLOODY RAGEOUS」も出ているようなので、いつの日か翻訳を出して欲しいものだ。
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by inVox | 2006-02-26 15:10 | ■Music
"Spangles" (2006) Minako Yoshida

e0006365_11341498.jpg  1. Fun !
  2. Hoop
  3. Rim
  4. 8月の永遠
  5. Mirror Town
  6. Moon Drops
  7. Beyond
  8. Netking
  9. Cascade
 10. Frame

吉田美奈子の新作が届いた。タイトルは「スパングルズ」(なぜか日本盤の表記は『スパングル』になっている)というもので、「光物」とか「スパンコール」を指す言葉のようだ。ジャケットは吉田美奈子の白黒写真にタイトルとアーティスト名が金ぴかの文字で書かれている。この辺はタイトルに引っ掛けているているのだろう。

ここ数年のいつものメンバーでコプロデュースとアレンジに倉田信雄がクレジットされていて、これもまた前作とさほど替わらない印象につながっている理由のひとつかもしれない。前作よりもさらにリラックスした雰囲気が伝わってくる、よりジャズ・ボーカル物に近くなった印象だ。「Dark Crystal」や「gazer」あたりのロック系の音を好む向きには物足りないかもしれない。すでに50歳を過ぎているのだからこういった音楽でもまったく不思議ではないのだが、個人的にはもっとエッジのある音楽を期待してしまう。もちろん、前述のアルバムにもミドル・テンポで優しいメロディを持った曲は含まれているし、そういった曲がライブでも特に人気が高いので、そういった曲を期待しているファンも多いだろう。そういう意味ではこのアルバムも歓迎されるはずだ。ミドル・テンポ、スロー・テンポの楽曲の完成度は無茶苦茶高い。より練りこまれたアレンジもまた一部のすきもなくリラックスしていながらもある種の緊張感を維持している。そういう意味でもホント、良質なバラッドを集めたジャズ・ボーカル・アルバムだと言える。きっと長く付き合えるアルバムになるのではないだろうか。

e0006365_1139380.jpg本作品から、Avex ioもCCCDをやめ、SACDハイブリッドになっている。そのためレコーディングのクオリティは、CDフォーマットの方もDSDマスタリングを施しているのではないかと思われる上質なものになっている。それを印象付けようというのか、トレイの方もピアノ・フィニッシュのようなつややかな黒を使用している。

3月1~3日はこのバンドでのライブが六本木のSTB139で行われるが、今回は行けそうにない。よ
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by inVox | 2006-02-25 11:34 | ■Music
Jakkoの新作がようやくアナウンスされた。しかもなんと2枚組。タイトルはどういう意味だかよく分からないのだが、「あざの付いたロマンティックな男声合唱団」??? 何はともあれ、めでたい!リリース時期についてはまだ詳細が発表になっていない。

"The Bruised Romantic Glee Club" (曲順は替わるかもとのこと)

CD 1 "Now"
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1. The Bruised Romantic Glee Club
2. Variations on a theme by Holst
3. Catleys Ashes
4. Peggy Comes Home
5. Highgate Hill
6. Forgiving
7. No One Left To Lie To
8. The Things You Throw Away
9. Doxy, Dali and Duchamp
10. Srebrinica
11. When We Go Home

CD 2 "Then"

1. As Long As We Lie Perfectly Still
2. Pictures of an Indian City
3. Nirvana For Mice
4. 9 Funerals Of The Citizen King
5. Islands
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プレスリリースの原稿ニュースのコーナーでの記事とがあるのだが、それによればゲストはいつもの顔ぶれであるこれまでのバンド仲間にあらたに21CSBでのクリムゾン人脈が加わっていてとても豪華だ。

Gavin Harrison (ds: Porcupine Tree),
Danny Thompson (ac-bass: Pentangle, John Martyn),
Pandit Dinesh (tabla, vo: ex-Dizrhythmia)
Mark King (e-bass: Level 42)
Hugh Hopper (bass: Soft Machine),
Dave Stewart (piano & keyboards: ex-Hatfield & The North),
Lyndon Connah (key: 64 Spoons, Level42)
Mel Collins (sax & flute: King Crimson, Roger Waters)
Ian Wallace (ds: King Crimson, Bob Dylan),
Clive Brooks (ds: Egg)
Robert Fripp (g: King Crimson)
Nathan King (bass)

e0006365_2215960.jpgということで、なんとなくベーシストがたくさんいるような気もするが、元Eggのクライブ・ブルックスの参加がとてもうれしい。もう引退しているとばかり思っていたのでなおさらだ。ドラムスはほとんどの楽曲は盟友ギャビン・ハリソンが叩いているようだが、イアン・ウォーレスがギャブのプレイをたいそう気に入ったようだ。メル・コリンズもかなりの曲で吹いているようなのでそれも楽しみ。

ディスク1が「今」で2が「当時」となっているが、2はソフト・マシーンとクリムゾンのカバー曲。原曲と聴き比べてみるのも面白そうだ。

それにしても待たされたなぁ。Jakkoのホームページが更新されたのも4年近く前だからそれ以上ということになる。録音が終わっていると言うディズリズミアの2枚目も早く出してくれないかと心待ちにしているのだが…。こちらはもっと時間がかかるかも。
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by inVox | 2006-02-21 22:15 | ■Music
e0006365_1783411.jpg「時間のかかる彫刻」と「夢見る宝石」を続けて読んだ。知人のブログで「一角獣・多角獣」の再刊について書かれていたのを読んだこともあり、このところ複数の人が取り上げているので興味を持ったのだ。シオドア・スタージョンという作家は、先のタニス・リーと同じで「人間以上」だけはよく目にしていたものの、なかなか手を出せずにいた作家の一人である。ずっと気になってはいたのだ。

e0006365_178016.jpgまず読んだのは「時間のかかる彫刻」である。短編集だが、翻訳者が一人なので違和感なく読み進めることができた。もっともしょっぱなの「ここに、そしてイーゼルに」では現実と幻想の境界を行ったりきたりする主人公の眩暈にも似た感覚に慣れるのに数ページほどかかってしまった。私はあそこまで激しくはない。その後の作品はどれも読みやすく、印象に残るものだ。ラブ・ストーリ的なものもあればユーモラスなものもある。ただ、どれもやさしい。

e0006365_1781671.jpgこれが気に入ったので次にタイミングよく復刊されたばかりの「夢見る宝石」を読んでみた。こちらは長編だ。テンポもよく、適度にはらはらどきどきもあり、古きよき時代のSFらしい作品だ。幻想的だとか、難解だとか、巻末の解説にはもっともらしく難しげな言葉が並べられているが、実際に呼んだ感覚とは程遠い。これほどストレートに楽しめる面白いSFなのに、なぜ「難解」と言わねばならないのか。理解に苦しむ解説は、結局途中で詠むのをやめてしまった。この作品は実に単純で、ストレートなものだ。さて、次は「人間以上」へと進んでみようか。
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by inVox | 2006-02-19 17:08 | ■Books
ふと目を上げると新幹線の窓の外は真っ白で、一面の雪、吹雪のように車窓に吹き付ける雪だった。東京で新幹線に乗った時はむしろ暖かくなるかな、といった感じの晴れ間がのぞいていたのだが、いや、名古屋まではそうだった。本を読みながら外のことを忘れていたのだ。気がついたときにはまるで別の世界に迷い込んだかと思うほどの変化。雪は全てを覆っていた。境界は小さな山であった。関が原、岐阜羽島の辺り。世界は一変することがある。たった一つのトンネルを過ぎるだけでも。

e0006365_22452318.jpgタニス・リーは、読んでみたいと思いつつ、なかなか手が出なかった作家の一人だ。カバーの絵もいまひとつパターン化された「ファンタジー」を示唆していたし、タイトルが「死の王」。あまりにも狙いすぎなそのタイトルに躊躇していたのだった。「世界幻想文学大賞」受賞というのも、「世界」が一体どの範囲かが疑わしいこともあって決め手とはならずにいた。有名な「フラット・アース」のシリーズといっても邦訳が入手できるのはもはやこの一冊のみでは、取り掛かるとフラストレーションがたまりそうでもあった。

「死の王」はもちろん神ではない。死神ですらない。何かを統べているという様でもない。死者を迎え入れ、取引を申し出るものと千年の奉仕の契約を交わし、かといって悪魔のように魂を奪うわけでもない。世界から「死」が消えることのないように見続けているのだ。そう、見るのだ。手を出すわけではなく見ているのだ。人間にとっては有給とも思える時間をそうやって過ごすことはある意味退屈だろう。

二人の人間離れした存在となった人間が足掻く。ひとりは不死となったが故に、一人は不死ではないが、絶対に傷つかない身となったが故に。妖魔に育てられたが故に、人間に育てられたが故に。妖魔とは何者か。魔というが、悪魔ではない。妖魔の王は死の王とさして変わらぬが手を出す。より積極的に世界にかかわる。というか世界で遊んでいる。この感覚は理解可能だ。

この本はまとまりがあるようでないようで、幻想的でありつつ現実的な面を持つ。ファンタジーの舞台立てや小道具を駆使しながらも違和感はない。私の属する世界を思い起こさせるという点でも気に入った。他の「フラット・アース」作品を読んでみたいものだ。

西の空に日が沈もうとしている。水平線に近い低いところに僅かに雲があるだけで空は晴れ渡っている。世界は一変する。ほんのちょっとの差で。たとえば川を一つ越えただけでも。アメリカとメキシコの国境を越えるとそこはまるっきり違う世界が広がっていた。たった一本の線を越えただけで。以前は陸続きのところで国境を越えるということが実感として分からなかった。日本にいると国境を越えるとは海を越えることを意味したし、船であれ飛行機であれ、何らかの「認識の変換の儀式」として捉えることができた。しかし、この世界とあの世界との境目はいたるところにあるし、そこには通関手続きなどない。世界の変化には大仰な儀式などないことのほうが多いのだ。だからこそ目を開き、耳をそば立て、注意深くにおいを嗅ぎ取る努力が必要なのだろう。そして無神経さこそが最大の武器・防御となる。そんなことをつらつら考えながら出張から帰ってきた。
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by inVox | 2006-02-14 22:45 | ■Books
ちょっと先だが、すでに1月からチケットを販売しているというので宣伝がてら紹介しておきたい。

◆「20世紀のオランダから
  ~クラリネット・バスクラリネットをめぐって~ 」

・出演:    鈴木生子(クラリネット,バスクラリネット) 
e0006365_15321816.jpg  相磯優子(ヴァイオリン)
  浦壁信二(ピアノ)

・日時: 2006年5月14日(日) 14時/開演 13時30分/開場
・会場: トッパンホール

 主催・お問い合わせ:有限会社カノン工房
 後援:オランダ大使館NPO法人芸術文化ワークス

・プログラム
 ・Jo van den Booren: Zenith for bass clarinet and piano
  「天頂」 (バスクラリネット、ピアノ)
 ・Rudi M. van Dijk: Lament of a dying bird 3 pieces for solo clarinet
  「死にゆく鳥の哀歌」 (クラリネットのための3つの小品)
 ・Tristan Keuris: Music for violin, clarinet and piano
  「音楽」 (ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ)
 ・Tristan Keuris: Canzone
  「カンツォーネ」 (クラリネット)
 ・Roderik de Man: Touch-and-go for violin, bass clarinet and piano
  「タッチ アンド ゴー」 (ヴァイオリン、バスクラリネット、ピアノ)
 ・Theo Loevendie: Duo for bass clarinet solo
  「デュオ」 (バスクラリネット)

e0006365_15375678.jpgオランダの作曲家の作品ばかりを集めたコンサートである。鈴木生子さんが留学していたということで、親交のある作曲家の作品が中心。文化や芸術に政府が力を入れている国はヨーロッパでは珍しくないが(日本やイギリスみたいな芸術家への助成の少ない国の方が少ない)、日本にあるオランダ大使館がきっちりとサポートをしてる。

取り上げられた作曲家はトリスタン・ケウリスを除いては全員現役の作曲家たちということだが、年齢的には60歳以上のため、主要な作品の書かれた時期などからもあえて「21世紀」ではなく「20世紀の」となっているそうだ。私の好きなミュージシャンはほとんど50歳以上であるば、それよりも一世代上の人たちの作品というのも非常に興味がある。

バス・クラリネットとクラリネットの曲が3曲ずつということでバランスも考慮されている。ソロ、デュオ、トリオという編成の違いも面白そうだ。いずれにしても「本公演が初めての本格的なリサイタル」となるそうなので、なんとしても見逃すことの出来ないコンサートになるのは間違いない。
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by inVox | 2006-02-12 15:38 | ■Music
e0006365_23125830.jpg2月7日夜、ロンドンの病院でエルトン・ディーンが亡くなりました。

これで、再編ソフトマシンも数年前の来日公演が最後の機会だったことになりました。イン・カフーツで来日したときには健康そうだったのですが…。

ご冥福をお祈りいたします。
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by inVox | 2006-02-09 23:13 | ■Music
アンサンブル・コンテンポラリーα~ヨーロッパと日本の現在の潮流から」

e0006365_2232278.jpg昨年ご紹介したコンサートがNHK-FM「現代の音楽」で放送された。と言ってもまだ前半のみで、後半は来週2月11日(日)18:00からだそうだ。昨年見に行くつもりでチケットまで購入していたが当日体調を崩してしまい見に行くことが出来ずに残念な思いをしていたところなのでこの放送は大変嬉しい。

もちろん、今回もお目当てはバス・クラリネット奏者の鈴木生子さんのソロ演奏だ。タイトルの通り打ち付けるようなタイプの奏法を多用した楽曲である。NHK-FMの解説者によると「超絶技巧」であり「楽器の持つあらゆる可能性を引き出した」演奏だという。しかし、言葉でのそういった表現から思い浮かべるものと実際に耳にした音楽とは印象が異なっていた。これはまさしく音楽である。技巧的なことはよく分からないが、聴いていて楽しめるものだった。

先に流された二つの楽曲も技巧的には相当に高度なものだったが、最近の流行なのか、超絶技巧を組み合わせて音楽を作るという傾向において、同じ方向を向いているように思えた。もちろん作曲家は異なっているのだから、たまたまそういう楽曲が今回選ばれただけなのかもしれない。20世紀の音そのものの響きを組み合わせるといった方法論よりもはるかにポピュラー音楽の範疇に近いものを感じる。いや音楽はそもそもポピュラーなものなのだから当然と言えば当然なのかもしれない。

「アンサンブル・コンテンポラリーα~ヨーロッパと日本の現在の潮流から」
(東京・すみだトリフォニーホールで収録)

●2月5日放送分e0006365_22322658.jpg

1)「マニック・サイコシスIII」(川島素晴)(7'30")
  (ピッコロ)木ノ脇道元、(クラリネット)遠藤 文江
  (トランペット)曽我部清典、(ファゴット)塚原 里江

2)「収容所にて」(ジェラルド・バリー)(12'30")
  (バイオリン)花田和加子、(チェロ)福富 祥子
  (ピアノ)及川 夕美

3)「スラップスティックII」(鈴木純明)(9'30")
  (バス・クラリネット)鈴木 生子

4)「気 根」(カローラ・バウクホルト)
  (フルート)木ノ脇道元、(クラリネット)遠藤 文江
  (ビオラ)安藤 裕子、(チェロ)松本 卓以
  (指揮)川島 素晴

●2月12日(日)放送予定プログラム

1)「オクトパス」(クロード・ラナース)
   perc solo=神田佳子
2)「鎧の着け方」(徳永 崇)
   fl=木ノ脇道元 vc=福富祥子 pf=及川夕美
3)「ソロ(ヴァイオリン)」(堰合 聡)
   vn solo=野口千代光
4)「コンティニュオ(ン)」(フィリップ・ルルー)
   fl=木ノ脇道元 cl=遠藤文江 vn=花田和加子
   vc=福富祥子 pf=及川夕美 cond=川島素晴

来週の放送も楽しみである。
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by inVox | 2006-02-05 22:32 | ■Music
e0006365_23512498.jpg予告編や紹介文を見ただけでは、これがハリウッド的なラブ・ストーリなのかも知れないという懸念があり見ることを躊躇していた「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」。以前見た「恋に落ちたシェイクスピア」の監督と主演女優の組み合わせだということもあり、米英合作的なアメリカ映画という先入観もあった。で、結局見た。

e0006365_23515990.jpg予想以上に淡々とした進行だがアメリカ的かなと思えるクライマックスの作り方もある。ただコメディにはなっていないことに好感を持てる。ラブ・ストーリではあるが、ロマンティックすぎたり甘すぎるということもない。なかなかに心に沁みる映画である。こういう抑え気味の演出というのは好きだ。見ることにしてよかった。

邦題は、余計な言葉が入っているが、原題の「証明」という簡潔な直訳の方がイマジネーションが広がる。この邦題では、映画会社の感動を煽る意図が見え見えでいやらしさを感じてしまう。もちろん「証明」としたら意味慎重さを狙った、とうがった見方をしたかもしれないが、少なくとも原題に忠実なタイトルだとは思っただろう。

そうそう、音楽もなにか耳に引っかかる面白いものだった。担当したミュージシャンは映画の中でのバンドのメンバーの役で実際に登場しているがロック・ミュージシャンだ。ちょっと気になるので今度調べてみようと思っている。
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by inVox | 2006-02-03 23:52 | ■Cinema/Movie