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ベルギー王立美術館展 国立西洋美術館
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e0006365_22504967.jpg上野で開催中の展示会。ベルギーと言うとブリューゲルやファン・ダイク、ルーベンスなどの古典派とルネ・マグリットやポール・デルヴォーといった近代画家しか知らなかったのだが、今回様々な未知の画家・作品に出会えて予想以上に満足した。特に印象的だったのは、フランソワ=ジョゼフ・ナヴェスの「砂漠のハガルとイシマエル」。イスラエルの名前の元ともなったアブラハムの息子の一人とその母を大きく描き出したもので、ハガルのまなざしの強さがひときわ印象に残っている。



e0006365_2251916.jpg近代作品の中ではやはり先にあげた二人の作品が特に印象的だったが、それ以外にもヴァレリウス・ド・サーデレールの「フランドルの冬」や、どこかのバンドがアルバムのジャケットに用いたこともあるジャン・デルヴィルの「トリスタンとイゾルデ」やグザヴィエ・メルリの「目覚め」といった作品が目を引いた。

会  期 : 2006年9月12日(火)~12月10日(日)
開館時間 : 午前9時30分~午後5時30分
(金曜日は午後8時)※入館は閉館の30分前まで。
休 館 日 : 月曜日。ただし10月9日は開館、翌10月10日は休館。
主  催 : 国立西洋美術館/読売新聞社/ベルギー王立美術館
後  援 : 外務省/文化庁/ベルギー王国大使館
特別協賛 : 新光証券
協  賛 : トヨタ自動車/大日本印刷/ダイキン工業
協  力 : 日本航空/日本興亜損害保険/JR東日本/パイオニア/西洋美術振興財団
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by inVox | 2006-09-30 22:48 | ■Arts
Sofa Soundの告知で、VdGGが来年、もう一度活動をする、というニュースを知った。ただし、David Jackson抜きの3人編成だそうだ。いったいどういう音になるのだろうか。来日公演を期待したい。
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by inVox | 2006-09-29 00:26 | ■Music
恐ろしいことに、今度は元キング・クリムゾン、元バッド・カンパニーのボズ・バレルがなくなったとのニュースが入ってきました。

さる9月21日(木)、スペインの自宅で永眠。享年60歳だったそうです。本名レイモンド・バレル。彼の歌はキング・クリムゾンの「アイランズ」での彼の歌はとても切なく、酷薄で、低俗で、神聖で。「アースバウンド」では猥雑で、凶暴で、酔っ払いな歌を聞かせてくれました。

DGM Live Newsでの Boz Burrell の訃報
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by inVox | 2006-09-24 18:00 | ■Music
昨日行われたピップ・パイルのお葬式に出席したAymeric Leroyがメーリング・リストWR(What's Rattlin')にレポートを投稿しています。

出席者は多数。家族、親戚、友人、知人、それにミュージシャン仲間にファン。彼が確認できただけでも、Rob Ayling (Voiceprint), Fred Baker, Rick Biddulph, Peter Blegvad, Doug Boyle, Graham Clark, Jonathan Coe, Jim Dvorak, Mark Fletcher, Barbara Gaskin, John Greaves, Mark Hewins, Hugh Hopper, Jakko Jakszyk, Benj Lefevre, Peter Lemer, Alex Maguire, Patrice Meyer, Phil Miller, Dave Sinclair, Richard Sinclair, Dave Stewart and Henk Weltevredenといった顔ぶれがいたそうです。

お葬式のあと、彼の生まれた町に移動し、クリケットクラブでのパーティー。そこでは、Phil Miller, Alex Maguire, Fred Baker に Mark Fletcherがアコースティックなセットで"Calyx" と"Underdub"を演奏したとか。また、そのメンバーに Richard Sinclair が加わり、"God Song"を歌ったとのこと。その模様をYouTubeで見ることができます。

この映像を見て、私はピップがなくなったことを実感しました。
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by inVox | 2006-09-20 23:58 | ■Music
「夜のピクニック」恩田陸 新潮社

e0006365_10591813.jpg夜間歩行、高校生活最後の行事というあまりにもぴたりと嵌りすぎる設定。タイトルの夢想性、帯にある映画の宣伝、そこに書かれた「ノスタルジーの魔術師」という形容。「本屋大賞」を受賞という裏表紙の紹介文のもつ控えめな押し付けがましさ。自分と同い年であることの親近感と違和感。あまりにも安定した「安心して読める」ある種予定調和的な内容。これまで文庫化されたものしか読んでいない(文庫化されたものはすべて読んだという事))のだけれども、そういった作品の世界に「取り込まれていくこと」への嫌悪感から、だんだんと読まず嫌いになっていきそうだ。最初は素晴らしいと思えたその世界も、だんだんとその完結性・閉塞性に恐怖を感じるようになってきている。

以前読んだ「ロミオとロミオは永遠に」の解説で本人が「大脱走」の自分なりのバージョンだ、みたいな事を書かれていたが、今回の「夜のピクニック」で実感したのは、この人の作品はすべてリライト(Re-Write)なのかもしれないということ。べつにオリジナルの別の作品があるというわけではなく、自身が体験してきた本や映画や音楽や実生活での出来事や感情などを書き出している、という感覚だ。その書き出し方が、結局自分の体験してきたものの「いいとこ取り」になっているので完成度が高くなってしまっている。その分飽きが来るのも早いのかもしれない。

e0006365_11101720.jpgこの人は、このままだと、作品を発表しなくなってから10年もすればきっと忘れ去られてしまうだろう。本当の名作を残せないのではないだろうか。ふと、そういう感覚に襲われた。単なる流行作家、リバイバル作家、もしかするとそういう分類をされる作家の中に埋もれてしまうようになるのではないか。文庫化されていない作品が数多く残っている段階で、あるいは、「ユージニア」を読んでいない段階でこう言ってしまうのが失礼にあたるのは承知の上で、私はすでに飽きが来始めている。この作家には、なにかしらのステップアップが必要な段階に来ているのだという感覚が強い。でないと次は自分の初期作品の焼き直しばかりをさらに重ねていくようになるだろう。

映画化もされ、もうすぐ公開されるということなので、見に行こうかとは思っているが、映画と小説は別物として見てみたい。こちらには公式ブログなるものもあり、盛り上がっているようだ。
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by inVox | 2006-09-17 11:16 | ■Books
ポーキュパイン・トゥリー来日

夏のフェスティヴァルが好評だったようで、一般的な人気も高くなってきたポーキュパイン・トゥリーが11月に再び来日するそうだ。オープニング・アクトにはロバート・フリップ&エイドリアン・ブリューのプロジェクト6だそうだ。

e0006365_23231073.jpg思えば、元ジャパンのリチャード・バルビエリが参加したことで注目を集めたバンドとして認識していたが、2002年にギャビン・ハリソンが参加したことで、初めてアルバムを聴いた。ヘヴィ・メタルをベースにしたサイケデリックでアシッドでプログレッシヴな音楽性は、確かに他に類を見ないものかもしれない。このヘヴィ・メタルなギター・サウンドさえ気にならなければとても面白いバンドだ。

e0006365_23233943.jpg私が所有しているのは「In Absentia」最新作「Deadwing」の2枚。いずれもゴシックでダークな雰囲気を持ち、独特の音を響かせている。ギャビン・ハリソンのドラムスはタイトかつグルーブのあるパワフルなものでありながら繊細。ヘヴィ・メタル的なシャンシャンと金物を鳴らしながらのリズム・キープもあることにはあるが、それもまた許せる範囲だ。

e0006365_23254829.jpg11/27(月)名古屋 ダイアモンドホール
OPEN 18:00 / START 19:00
TICKET ¥7,000-(税込/全立見席/1DRINK別)
INFO:キョードー東海 052-972-7466
チケット発売:調整中
協力:WHDエンタテインメント

11/28(火)大阪 Zepp Osaka
OPEN 18:00 / START 19:00
TICKET
1F指定席・2F指定席 ¥7,500-(税込/1DRINK別)
1F立見席 ¥7,000-(税込/1DRINK別)
INFO:キョードー大阪 06-6233-8888
チケット発売:調整中
協力:WHDエンタテインメント

11/29(水)東京 昭和女子大学人見記念講堂
OPEN 18:00 / START 18:30
TICKET ¥7,500-(税込/全席指定)
INFO:Creativeman 03-5466-0777
チケット発売:10/1(日)
協力:WHDエンタテインメント

主催・企画/制作・招聘:Creativeman Productions
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by inVox | 2006-09-13 23:25 | ■Music
e0006365_23332555.gife0006365_2333547.gifKevin Ayersのアコースティック・ライブが今月、来月と、数回にわたってイギリス他で開催される。

Kevin Ayers on Tour

・September 2006:
 16th -- Brentwood Essex


e0006365_23341163.gife0006365_2334298.gif
・October 2006:
 14th -- Manchester
 15th -- London
 16th -- Cardiff
 19th -- Frome
 ... more dates tba


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彼のホームページでは、今年5月のライブからの録音が30分ちょっと、今でもまだ聴けるので、今のうちに楽しんでおきたいところだ。
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by inVox | 2006-09-11 23:40 | ■Music
「太陽」 監督:アレクサンドル・ソクーロフ

e0006365_14511344.jpg終戦前後の昭和天皇の姿を描いた映画、監督はロシア人。2005年/ロシア・イタリア・フランス・スイス合作ということで、日本人の目ではない目から見た「天皇」がどういうものか、とても興味があった。イッセー尾形が天皇を演じている。マッカーサーにはロバート・ドーソン。最後に少しだけ出てくる皇后には桃井かおり。侍従役の佐野史郎が思いのほかまじめでいい味を出している。まじめと言えばイッセー尾形こそ強烈にまじめである。この映画、天皇の台詞は多くないし、回りの人々も静かだ。それでも多くのことが語られ、伝わってくる。だからこそ、この映画について、見た私が多くを語る必要はないだろう。「まるで子供のようだ。」という台詞が印象に残る。
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by inVox | 2006-09-10 14:57 | ■Cinema/Movie
"Kriya" (2006) Kriya (Alba ABCD 210)

  1. Ganesha (Peter Lerche, lyrics trad.)
  2. Saalina (Pauliina Lerche arr. Pauliina & Peter Lerche)
  3. Hanuman (trad. arr. Kriya)
  4. Buddha (Peter Lerche, lyrics trad.)
  5. Kain Mina (trad., arr Peter Lerche)
  6. Vandee Maataram
  (trad., arr. Sarathi Chatterjee, Lauri Porra, Mikko Kaakkuriniemi)
  7. Virsi (trad., arr. Pauliina Lerche)
  8. Champagne in her Shoe (Peter Lerche)
  9. The Harvest (Lauri Prra)
 10. Patanjali (Peter Lerche, lyrics trad.)
 11. Jasminikukat (Peter Lerche, lyrics Pauliina Lerche)

e0006365_804652.jpgMusicians:
Sarathi Chatterjee, vocals
Peter Lerche, guitar
Pauliina Lerche, accordion, kantele, vocals, e-violin
Lauri Porra, bass
Gulfam Sabri, tabla
Mikko Kaakkuriniemi, drums

フィンランドの天才ミュージシャンであるポウリイナ・レルヒェと、その夫でありギタリストのピーター・レルヒェにインド人らしきミュージシャン2人にフィンランド人2人の合計6人編成のバンド。ピーター・レルヒェの生い立ちと音楽的履歴を色濃く反映したインド古典伝統音楽、フィンランド民俗音楽、そしてロックの入り混じった、なんとも不可思議な音楽である。歌物とインストものがあるが、歌物はインドのサンスクリット語でSarathiが歌うものと、フィンランド語(と言っても、ポウリイナのソロと同様、カレリア地方の古い方言だ)でポウリイナによって歌われるものとがあり、しかも単独のものもあれば二人で歌っているものもある。伝統的なロックンロールのコードをラフなギターが刻むイントロからいきなりインディアン・ポップのようなボーカルが入ってきたり、インド音楽によく見られる実験的なドローンをバックにゆったりと語られるように歌が流れる曲があったりと、そのバラエティに富んだ音楽には驚かされる。

お目当てのポウリイナについて言えば、彼女はここではアコーディオンをメイン楽器に、ボーカル、カンテレ、バイオリンと、縦横無尽の活躍を見せているのだが、音的な主人公は夫であるピーターのギターだろうか。ペッカのバンドでもギターを弾いていた彼の音の特徴は、フィル・ミラーやマイク・オールドフィールドを髣髴とさせるまろやかに歪ませた、艶やかな音色にあるだろう。フレージングはクラシックからロック、ジャズ、フィンランド・フォーク、ロックンロールにインド音楽まで幅広すぎて、強烈だが、個性を掴むのに時間がかかるタイプかもしれない。だが、時にコミカルに、時にリリカルに、シンフォニックに、ダイナミックに弾きまくるそのスタイルは彼独特のものである。

"Kriya"とはサンスクリット語だそうで、英語で言うところの "WORK" あるいは "PROCESS" に相当するらしい。バンドの名前でありアルバム・タイトルでもあるこの言葉にどんな意味を込めているのであろうか。先に紹介したピーターのソロ・アルバム "Peshawar Diary" の中にもこのアルバムに共通するテイストの楽曲が数曲あるが、それは、このバンドがピーターのリーダーシップの下にあることを意味しているのだろうか。20歳という年の差カップルであるこの夫婦のコラボレーションは、二人の音楽性の違いからとんでもなく刺激的なものとなる可能性をまだまだ秘めている。このアルバムだけで手の内全てを晒したわけではないだろう。

天才的な作編曲の能力とマルチ・インストゥルメンタリストとしての才能を持つポウリイナと幅広過ぎるほど幅広い音楽性を持つギタリスト、ピーター。それに加えて、ベースとドラムスがとても上手い(ドラムスはクリス・カトラー的なテクニカルにしてストイックな音を時折り聞かせてくれる。これにはびっくりさせられた)。インド楽器はタブラしかないのだが、楽曲自体の持つ個性と、一方のメイン・ボーカルがインド人であることもあって、全体的に強烈なインド音楽の香りが立ち込めている。その一方でフィンランド・フォークのルーツ音楽的な響きもまた強烈だ。そしてそれらを支えるリズム隊は強力なジャズ・ロックの語法をものにしている。

散々書いてきたが、例えに使えるようなほかのバンドを私は知らない。つまり、こればっかりは、実際に聴いてみないと分からないだろう、ということだ。蛇足ながら、本作品はスーパー・オーディオCDのハイブリッド・ディスク仕様である。先に紹介したPauliina Lercheの2ndアルバム「Malanja」もそうだったから、SACDの音のよさに彼女がほれ込んだものだと思われる。しかも、今回さらに踏み込んだことに、5chのマルチ・チャンネルの表記となっている。うちには残念ながらSACDプレーヤーがないので確認は取れないが、いったいどんなミックスになっているのかとても気になっている。あぁSACDプレーヤーが欲しくなってしまった。

もうひとつ蛇足だが、Pauliinaが使っているフィンランドの民俗楽器カンテレにはいろんな種類があるようだ。彼女のソロ1作目とPeterのソロ・アルバムも紹介されているこのようなカンテレ(メーカー?)のサイトも見つけた。
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by inVox | 2006-09-09 08:09 | ■Music
リチャード・シンクレアから、彼のMLに登録しているファン宛に以下の画像が送られてきた。コメントはなし。
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by inVox | 2006-09-04 22:33 | ■Music