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「プラハ国立美術館展 ~ルーベンスとブリューゲルの時代」Bunkamura ザ・ミュージアム

e0006365_23212348.jpgフランドル派の絵画を集めた展示会。大好きと言うほどではないが嫌いでもなかった。ブリューゲルと一口に言っても実は一族の中に何人ものそれなりに名を残した画家がいたというのは知らなかった。

e0006365_23214941.jpg風景画、静物画、肖像画といったテーマごとに分けられた展示はそれなりに構成感があり、作品数の少ない肖像画以外は楽しめた。お土産コーナーでは久しぶりに絵葉書を購入。ま、風景画で少しだけ気に入ったものがあったのさ。


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by inVox | 2007-06-16 23:22 | ■Arts
「大回顧展モネ 印象派の巨匠、その遺産」国立新美術館

e0006365_23275645.gif国立新美術館にはじめて行ってみた。常設展のない企画展示会だけの美術館。乃木坂駅から直結、六本木からは少しあるく。政策研究所と隣り合った敷地は広い。入り口を入ると巨大な吹き抜け。たくさんの人。いくつかの展示会が並行して開催されており、それぞれの入り口の近くにはコイン・ロッカーもあるが少ない。その割りに空いている。

e0006365_23295592.gifさすがに巨匠モネ。会場内は人で埋め尽くされている。どこかの中学校の集団が「どの作品が一番気に入ったか」を提出しなければならないらしく、一生懸命見て回っている。後はやはり団体の中高年のグループが大半。デートに来たらしいカップルも多い。落ち着いて見る、という意味では東京都美術館といい勝負か。

世界中から集められたと言うだけに、展示されている作品の数は膨大だ。年代別、テーマ別に並べられた絵を見てみると、この人、妙にヘタウマなところがあるように思えた。新古典派的な作品では立体感を出そうとして失敗しているように見える作品もある。印象派的な作品でも単に汚い、と言えなくもないものも。光と影を描こうとしているのは分かるがどうにも影の部分が暗すぎる、という作品は割と多い。気持ちは分かるけど、と言いたくなった。

e0006365_23302398.gif個人的な好みからはやはり明るい色彩の作品がよかった。有名な睡蓮の連作もいいのだが暗めの画面が多く、いまひとつ好きではない。点描という技法を発展させながらも他の作家とはかなり違っている。今回、同時に展示されている(部屋の配置に工夫がされていて、印象が混入しないよう配慮されていたのには感心した)他の作家の作品も、モネのもっている様々な要素を抽出しているようでおもしろかった。これだけの数の作品を一時に見ることができる、という経験は大学時代のミュシャ展以来かもしれない。貴重な体験だったが、結論としては、私はモネはそれほど好みの作家ではなかった、というところか。
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by inVox | 2007-06-11 23:30 | ■Arts
「Q&A」恩田陸

e0006365_1821411.jpg「質問と答えだけで構成された小説」という本作品だが、前半の意気込みは行き詰まり、途中から苦しいスタイルとなる。かろうじて「質問」と「答え」ではあるが、前半のスタイルを維持できるほどのエネルギーは感じられない。何とかダイナミズムを維持しようとしてのことかもしれないが、散漫な印象を受けるし、「あがき」のようなものも感じられる。新しい試みのひとつだろうが練り込みというか作り込みというか、もう少し寝かしておいた方がよかったアイディアかもしれない。
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by inVox | 2007-06-10 18:21 | ■Books