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嬉しいニュース。フィンランドの若手ギタリストであり、パウリーナ・レルヒェのバンドのメンバーとして来日もしたことのあるトゥオマス・ログレンが、彼の一番中心的な活動であるバンド「FRIGG(フリッグ)」として来日するのだそうだ。

FINLAND FEST2010 - WORLD MUSIC SHOWCASE

タイトルを見て分かるように、これあフェスティバルということで、FRIGGのほかに、二組が来日し、同じステージで公演するという。

スヴェング
レピスト&レティ
フリッグ


スヴェングは、ハーモニカ4人組というフィンランドでもとてもユニークな存在のバンド。そして、レピスト&レティは、元ヴァルティナのアコーディオン&ベースの二人組だ。元ヴァルティナと言っても、この二人はワールド・ミュージックとして成功してからのヴァルティナの「最盛期の」と形容されている時期のメンバーだそうだ。

逆に、トゥオマスは、まだ子供の頃に、オリジナルのヴァルティナのメンバーだった。生憎、手元には2枚目の通称「ブラック・バード」しかないので1枚目の方は確認できないが、最初の2枚のアルバムに参加しているはずだ。

そういえば、4月にはマリア・カラニエミが、ギタリストであるオッリ・ヴァリスを引き連れて来日する。こちらも久々の来日公演となる。

マリア・カラニエミ来日公演2010
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by invox | 2010-02-28 00:05 | ■Music
「かいじゅうたちのいるところ(Where the Wild Things are)」(映画)

e0006365_23195782.jpg監督 : スパイク・ジョーンズ
出演 : マックス・レコーズ 、 キャサリン・キーナー 、 マーク・ラファロ


タイトルは知らなくても、この原作の絵本の絵は知っている人は多いと思う。私もその一人だった。未だに読んだことはない。だから、この映画に対しては漠然とした期待しかなかった。だから、出張の飛行機で見れると分かった時には嬉しかった。エコノミーの小さな画面では字幕は読めないので、必然的に吹き替え版を見た。それにしても音質が悪かった>キャセイ・パシフィック。


主人公の男の子マックスの外見と振舞は、吹き替えの加藤清史郎よりも年上に見える。この役者の実際の年齢は12歳だというが、そういわれてしまうと歳の割りに幼く見える。不思議なものだ。まぁ、それは於いといて、冒頭の母親とのやり取りや家の中の描写はわざとらしい。まぁこれがないと話が始まらないのだから仕方ない。これを踏まえて、物語は異世界へと入っていく。その境目が水(海)であり船であるというのは、伝統的な手法とすら言えるかも。そして、海辺、森、砂漠。「かいじゅう」と訳されている「ワイルド・シング」はどういうニュアンスなのだろうか。出てくる「かいじゅう」たちは、それぞれに人間の性質のある一面を強調した形で持っている。でも、求めるものは思いやりややさしさ、ぬくもり、よろこび。


すれ違いや頑なさを繰り返しながら、マックスが家へ、母親のところへ帰る決心をする直前までと、帰ると決めた後の展開には違和感があった。マックスは「かいじょう」たちを残してとっとと帰るのだ。自分がむちゃくちゃにしてしまった彼らの関係を修復することもなく、謝罪することもなく。この展開は、違和感が残る。もちろん。この異世界がマックスの「自覚している」空想上の世界であるならば、話は別だ。マックスが自覚的に帰宅を決意した瞬間に消失してしまったとしても全くおかしくない。だが、映画はそこまでは明かしてくれない。単純に「家に帰る」と再び船出して、迷うこともなく来た道を逆に辿り、自宅に着いてしまう。そこには、怪獣たちと過ごしたはずの数日間という時間の経過はなく、せいぜい1,2時間といったところだ。これによって、この物語は、母親に相手にされずにいじけた子供の異世界への逃避と帰還、母親との関係修復という現代的なホームドラマになってしまった。原作のニュアンスは一体どんなものだったのだろうか。


あぁ、最後に一言。加藤清史郎の吹き替えは、とても上手かった。
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by invox | 2010-02-15 23:20 | ■Cinema/Movie
「ラブリー・ボーン」アリス ・シーボルト (著), イシイシノブ (訳)

e0006365_1862834.jpg映画ではなく小説の方。映画館で予告編を見て気になっていたので、本屋さんの平台においてあった本をつい買ってしまった。なかなかに面白い。軽い口調、ヘヴィな内容。軽快なテンポと重いシチュエーション。簡単に言ってしまえば、そういうバランスが不可思議な魅力となっている。様々な登場人物の大半は女性。作者も女性。男性読者と女性の読者とで、この小説をどう思えるのかに違いがあるようにも思うが、私はとても強い印象を受けた。

ピーター・ジャクソン監督の映画の方は見ていないので、何とも言えないが、主演のシアーシャ・ローナンは評価が高いようだ。以前見た映画「つぐない」にも出ていたというのだが、予告編で見たときは同じ女優さんだとは分からなかった。映画の音楽はブライアン・イーノが担当している。う~ん、やっぱり見てみたいかも。
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by invox | 2010-02-13 18:07 | ■Books