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イギリスのデイヴ・スチュワート&バーバラ・ガスキンのレコーディングやライブにおいて、長年のパートナーシップを続けているエンジニアのテッド・ヘイトンさんが、デイヴやバーバラとも連絡を取り合って、日本のファンに向けての共同メッセージ(テッドとペトラのヘイトン夫妻、デイヴ&バーバラの4人の連名です)を送ってくださいました。

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To all our friends in Japan:

We are thinking of you all at this difficult time and are very sorry to hear of the dangerous conditions caused by the earthquake and tsunami.
If things get worse and you need a place to go, you are welcome to come and stay with us in England.

All the best,

Ted & Petra Hayton, Dave Stewart & Barbara Gaskin.(2011/03/19)

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私達は、この困難なときにあたって、あなた方皆のことを思っています。また、地震と津波によって引き起こされた危険な状況を聞き、とても気の毒に思っています。
もし、ものごとがより悪くなって、行き場が必要となったならば、あなた方がイングランドに来て私達と共に過ごすことを歓迎します。

幸運をお祈りします。

テッド&ペトラ・ヘイトン、デイヴ・スチュワート&バーバラ・ガスキン

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また、このメッセージを掲載するに当たり、テッドに確認をさせていただきましたが、さらに次のような暖かい言葉をいただきました。

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We know from our visits that Japan is an extremely kind and extraordinary nation and very much look forward to a time when we can visit your wonderful country again.

With fondest wishes

Ted & Petra

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e0006365_10371466.jpg私達は、自分達で訪れたことがあるので、日本が極めて親切で類まれな国であることを知っています。そして、また、あなた方の素晴らしい国をもう一度訪れることが出来る時がくることをとても楽しみにしています。

最も愛情のこもった願いを込めて、

テッド&ペトラ


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遠く離れたイギリスから、このような暖かなメッセージを頂いたことにとても感動しました。また、バーバラやテッドとのメールのやり取りをしていて、彼らが本当に日本の事を心配してくれているのだというのが、ひしひしと伝わってきました。私自身は地震当日は東京都内にいて、帰宅難民となり、職場に椅子を並べて1時間程度しか眠れなかったとは言え、翌日には、通常の3倍近い時間がかかったとは言え帰宅でき、自宅もCDや本が少し棚から落ちていただけですんだ、幸運な部類ですが、イギリスからは、福島の原発の状況もよく分からず、とてもショッキングな映像がテレビでは放送されたため、本当に驚きかつ心配してくれたようです。

それにしても、このようにメッセージをいただけるとは思ってもみませんでした。本当に、また、彼らに会いたいものです。願わくは、デイヴ&バーバラの日本でのコンサート、という形で。
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by invox | 2011-03-22 11:33 | ■Human
今回の地震では、金曜日に都内で見事に帰宅難民と化してしまい、職場で一泊。椅子を3つ並べて浅い眠りを1時間ほどで長野北部の地震で中断され、早朝の人の殺到している駅から通常の3倍近い時間をかけて帰宅。自室の棚から少しだけCDや本が落下していました。

タイミングの悪いことに、自宅のPCのモニターが先週から不調で画が出ない状態。ノートPCで急場をしのいで入るもののデスクトップPCに入れているデータにアクセスできないのは不便極まりない。

金曜日の地震直後に、ニューヨークのKukyから安否確認のメール。ひとまず大丈夫だとの返事をしたが、その後夜明けと共にイギリスからも連絡がちらほら。バーバラ・ガスキンさんからも心配しているとのメールが。一日中テレビの報道を見ているとの事。また、デヴィッド・ジャクソンからも、最初はラジオでニュースを聞いていてこれほど大きな地震だとは思っていなかったが、夕方テレビのニュースで映像を見て慌てて連絡をしてくれたとのメールを頂いた。エド・クラークもフェイスブックで心配してくれるメッセージをもらった。皆さん、ありがとう。

都内の知り合いにもメールで安否を聞いてみたが、ひとまず大きな被害を受けた人はいないようでとりあえずほっとした。ただ、実家が仙台にあるとか、岩手にあるという知り合いもいて、気が気ではない。福島県郡山の知り合いとは今日連絡が取れた。これからが本当に大変な時期だ。津波の被害を受けたところは、衛生面でも気をつけなければならないだろうし、水と食料の確保が第一だろう。夜の気温もまだ冬のそれだ。体力の落ちている人も多いだろうから心配だ。

九州の実家への連絡は、金曜の内にメールでして、土曜に電話もしたが、実家の近くでも30~70cmの津波があったとのこと。やれやれだ。そういえば、土曜に帰宅する途中の道路が何箇所かアスファルトがひび割れていた。やはり無傷というわけには行かないなぁ。

追記; その後、ピーター・ハミルさんとヒュー・バントンさんからもメールをいただきました。皆優しい。それにしても、気になるのは福島原発。

追記2; さらにデイヴ・スチュアートさん、パウリーナ・レルヒェさん、ガイ・エヴァンスさんからもメッセージが来た。パウリーナによれば、日本にいるフィンランド人も100名程度の連絡がとれないと報道されているとか。皆さんのご無事を祈る他ない。

追記3: その後、イタリアに住んでいるリチャード・シンクレアさんからもメールをいただきました。以前、イタリアで大きな地震があったときにこちらから安否を問うメールを出したことがあったのを覚えていてくれたようです。
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by invox | 2011-03-13 11:28 | ■Human
「ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島」(The Voyage of the Dawn Treader)

どうしても今回の映画タイトルではなく、「朝びらき丸、東の海へ」と言ってしまう。英語は同じなのに邦題が違うと戸惑いがある。

「ナルニア国物語」も三作目。本当に七作品とも映画化するのだろうか、という疑問も、そろそろもう一度湧いてきたところだ。原作では5作目以降に少し散漫な印象、あるいはいかにもキリスト教的な説教臭さを感じたせいもある。まぁ、元々アスラン=キリストをイメージした作品なので仕方ないのだろうが、それでも子供向けとは言え、教条主義的な印象が、最初の2作ではそれほど感じなかったのに、3作目以降、どんどん強くなっていくような感じだ。

原作のタイトルは直訳すれば「ナルニアの年代記」となるが、原作の発表準は年代に従ってはいない。年代順に並べると『魔術師のおい』(6)、『ライオンと魔女』(1)、『馬と少年』(5)、『カスピアン王子のつのぶえ』(2)、『朝びらき丸 東の海へ』(3)、『銀のいす』(4)、『さいごの戦い』(7)の順番となる。なので、勝手に憶測で言うならば、1作目、2作目を書いた後、勢いで4作目までいったは良いものの、年代記としての奥行きや、整合性を取るために間の2作を書いたのではないだろうか。そのため、「馬と少年」は「さいごの戦い」の前に書かれなければならなかったし、終わり(黙示録)を描くだけではなく「魔術師のおい」で始まり(創世記)を描かなければならなかったのではないか。

第3章での主題は「冒険」ではなく、「悪魔の誘惑」とそれに打ち勝つこと。キリストが砂漠で悪魔の誘惑に打ち勝ったように、子供達とカスピアンは誘惑に立ち向かっていく。さいごは自分自身が生み出した怪物を打ち破るのに、アスランの7本の剣(これが、信仰、ということなのか)を取り戻し、自らの手で怪物を倒す、という、信仰を持って自らの弱い心を克服する、という流れだが、映画はエンタテイメントに徹しており、余分な説明は(少なくとも台詞という形では)ほとんど感じられないがゆえに、大アドベンチャー・ストーリーに仕上がっている。

第1作、2作と違い、ウォルト・ディズニーが手を引いたため、第3作は20世紀フォックスの配給となっている。はたして、第4作以降は作られるのだろうか? 興行成績が悪ければ、これで最後かもしれない。残りも全部とは言わないが「銀のいす」と「さいごの戦い」は作って欲しいなぁ。
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by invox | 2011-03-11 22:18 | ■Cinema/Movie
アンサンブル・ヴィーヴォ2011公演
「西洋の目、東洋の声 ~ フランス音楽アカデミーとアジアの作曲家~ 」


e0006365_2381688.jpg・2011年3月1日(火)
・けやきホール(古賀政男音楽博物館内)
・演奏:鈴木生子(クラリネット)
    中澤沙央里(ヴァイオリン)
    大須賀かおり(ピアノ)

 1. 「悟り」(cl)(アラン・ゴーサン)
 2. 「黒の悪戯」(cl, pf)(阿部 俊祐)
 3. 「トウキョウ・シティ」(p)(アラン・ゴーサン)
 4. 「呼吸(いき)I」 (cl)(金子 仁美)
 5. 「微動」 (vl)(ハン・ジョンフン)
 6. 「トリオ」 (vl, cl, pf)(パク・チャンウォン)

久しぶりの現代音楽。フランス、日本、韓国の作曲家の作品だ。一番面白かったのはラストのトリオ編成での「トリオ」。指揮者はおらず、3人のアンサンブルの指揮を執っていたのはクラリネットのように見えた。演奏力においても実力差があるように感じたのは気のせいか。そう感じた理由は音量。いや、音量というよりも、ダイナミック・レンジという言葉の方がしっくり来るか。クラリネット以外の二人は、小さな音と大きな音の差が少ないのだ。そのため音楽の表現の奥行きが浅くなっていたように感じた。プロフェッショナルとアマチュアとの一番顕著な差がこのダイナミック・レンジの広さだと思う。演奏は上手いだけに、パワー不足がもったいない。

以前NHK教育でたまたま見かけたリチャード・クレイダーマンによるピアノ指導の番組でも、生徒が弾いた後にクレイダーマンによる演奏を聴くと、その音の大きさの違いにとても驚かされた記憶がある。クレイダーマンの音楽が好きだった訳ではない私にとっても、そのように感じられたのだ。大きな音をより大きく演奏できるということは、中間の音の表現に微妙な階調を付け加えることが出来るということだ。プロを目指す人に対するアドバイスに「出来るだけ大きな音を出して練習しなさい」というのがあるが、それは、小さな音でばかり練習していると、その中での表現に終始してしまい、表現のダイナミクスや肌理細やかさが貧弱になってしまうからだと聞いたこともある。この二人の演奏を見ていて、そんなことを思い出した。

それと、日本人の作品2曲は、フランス、韓国の4作品に比較して音学の度合いが高く感じた。特に最後の「トリオ」は音楽度が一番高かったように思う。私がこの曲を気に入ったのは、それが理由だったのかもしれない。


さて、次は今月末頃のB&B公演だ。こちらはより強力なピアノが加わることが分かっているので大変楽しみである。どんな漫才を見せてくれるのだろうか?って違うってば。

●鈴木生子Clarinet recital series 2
 「ピアノ、クラリネット、チェロのための・・・B&B」
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 - クラリネット/鈴木生子
 - ピアノ/浦壁信二
 - チェロ/松本卓以

【プログラム】予定曲目は変更になる可能性があります。
 1. ブラームス「ピアノ、クラリネット、チェロのためのトリオ 作品114」
 2. ベートーヴェン「ピアノ、クラリネット、チェロのためのトリオ 作品11」

開  演■2011年5月20日(金) 19時開演(18時30分開場)
入場料金■3500円  
会  場■淀橋教会小原記念チャペル
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by invox | 2011-03-04 23:08 | ■Music