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Out of My Book

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Official inVox Blog; Watched, Read and Listened in my real life.

久々のソロ・リサイタル。今回は、さしずめStep Across the Borderの試みというところでしょうか。

4/14(土)午後2時@淀橋教会リサイタルのお知らせです。

●鈴木生子Clarinet recital series-3
 「クラリネットの音色は、ジャンルを超える」

【プログラム】(順不同)

◆伊藤弘之:Hiroyuki Itoh
*クラリネットのための「ブラック・エルヴス」 (2008) < エスクラリネットヴァージョン>
 Black Elves for clarinet solo

◆梅津和時:Kazutoki Umezu
*A Lonely Dolphin (2005) < バスクラリネット>

*月猫 (2005)  < バスクラリネット>
 Moon Cat

◆上畑正和:Masakazu Uehata
*いろいろな考えごと (2012 委嘱新作) < クラリネット>  
 Many thoughts

*あおい空にまるい雲 (2012 委嘱新作) < クラリネット>
 Blue sky with round clouds

◆鈴木純明:Jummei Suzuki
*バスクラリネットのための スラップスティックII (2004/2011) 
 SLAPATICK II pour clarinette basse en si♭

*都合により、曲順、曲目は変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

開演■2012年4月14日(土) 14時...(13時30分開場)
料金■3000円 
会場■淀橋教会小原記念チャペル
   《JR総武線「大久保」駅下車徒歩1分 JR山手線「新大久保駅」下車徒歩3分》

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鈴木生子/クラリネット、バスクラリネット
東京藝術大学、マンハッタン音楽院大学院、アムステルダム音楽院大学院(バスクラリネット)修了。霧島音楽祭にて奨励賞、グローバルユース賞を受賞。現在、フリーのクラリネット奏者としてオーケストラや室内楽で活動する他、朗読など異ジャンルとの新しい場のあり方を模索しつつ、コンサートの企画・演奏も行っている。2010年からikukoシリーズとして、作品にまつわるお話を入れながらのコンサートを開催している。今回はその3回目。現代音楽グループ、アンサンブル・コンテンポラリーαのメンバー。クラリネットアンサンブル「オブロー」のバセットホルン奏者。
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# by invox | 2012-03-25 17:56 | ■Music
「永遠の僕たち」(2011 米国)

監督 ガス・ヴァン・サント
出演 ヘンリー・ホッパー (Enoch Brae)、ミア・ワシコウスカ (Annabel Cotton)、加瀬亮 (Hiroshi Takahashi)、シュイラー・フィスク (Elizabeth Cotton)

予告編を見て、見に行った。監督の名前は知らなかったけど、なんとなくヨーロッパ的な名前だし、雰囲気はイギリス映画みたいだったが、舞台がアメリカで、あれっ?と思っていたら、アメリカ映画だった、というのは、後でパンフレットを購入して読んでみてから知った。主役の少年はデニス・ホッパーの息子さんだとか、少女は「アリス・イン・ワンダーランド」の主役の人だった。

公式サイトには音楽の情報はほとんどなかったが、ビートルズなどの古いロック/ポピュラー音楽が山ほど使われていて、そして極め付けだったのは、一番最後でニコが使われていたことだ。この歌声が聞こえてきたときにはさすがにドキッとした。

昨年見た「孔子の教え」も良かったが、この作品もちょっと良い映画ではないか?
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# by inVox | 2012-01-21 21:53 | ■Cinema/Movie
イタリアのリチャード・シンクレアから季節の挨拶メールが送られてきた。

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来年は、今年よりもよい年でありますように。
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# by invox | 2011-12-29 12:05 | ■Music
嬉しいニュースだ。

デヴィッド・ジャクソンに初孫が誕生した。

デヴィッドの息子ジェイクのところに男の子が生まれたそうだ。名前はハービー。ハービー・ジャクソン。トゥイッターでジェイクが報告した。

Jake has twittered on twitter;
"3 days, 6 hours sleep, 2 meals in 2 days, 40 hours of contractions, 17 hours of hard core labour. Please join me in toasting my son, Herbie"

もしかしたらかなりの難産だったのかもしれない。「三日間、6時間の睡眠、二日間で2回の食事、40時間の収斂(陣痛)、17時間の大変な分娩。どうか、私の息子、ハービーへの乾杯に加わってくれ。」

とにかく、無事出産ということで、めでたい!

おじいちゃんになったデヴィッドにはメールを出した。さて、クリスマスは、一家団欒ということになるのかな?


追記:デヴィッドから返事が来た。「とてもはらはらした。難産だったが、試練は終わってほっとした、ハービーはここにいる!ジェイクの時も大変だった、1976年のことだけどね!」みたいな内容です。おめでとうデヴィッド!
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# by invox | 2011-12-15 12:44 | ■Music
「タンタンの冒険 ~ ユニコーン号の秘密」(2011年 アメリカ)

監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:スティーヴン・スピルバーグ/ピーター・ジャクソン
脚本:スティーヴン・モファット/エドガー・ライト/ジョー・コーニッシュ
声 :ジェイミー・ベル/アンディ・サーキス/ダニエル・クレイグ/
サイモン・ペッグ/ニック・フロスト

「スティーヴン・スピルバーグが初めてフルデジタル3Dに挑戦」というのは、別にどうでもよかったが、「タンタンの冒険」である。どうしたって見たいよね~。

e0006365_15334589.jpgご丁寧に最初の段階で、街の似顔絵描きにタンタンの似顔絵を描かせて、それとCGの顔と見比べられるようにしてあり、これがタンタンだよ、という刷り込みを観客に対して行っている。それは、原作漫画でのタンタンは、実際にはこういう顔なんだよ、と見る側が思ってしまうことを狙ってのことだろうが、あまり違和感はなかった。

ストーリーは別として、途中のドタバタアクションの数々は、まるでインディジョーンズそのものと言ってもいいくらいで、これは実写では無理だっただろうし、年老いたハリソン・フォードにやらせることのできるレベルのアクションでもないし、かと言って、実写でそんな映画を撮ったら「自己模倣だ」と非難されるだろうこと必定だろうから、アクションが入っても自然な「原作のある」映画化作品という本作は監督の希望にぴったりだったのかもしれない。

続編を作ろうと思えば作れるだろうし、シリーズとして何本でも制作は可能だろうが、次はないだろうな、と思った。
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# by invox | 2011-12-12 15:32 | ■Cinema/Movie
「孔子の教え」(2009年、中国)

監督:フー・メイ
出演:チョウ・ユンファ(孔子)、ジョウ・シュン(南子)、チェン・ジェンビン、ヤオ・ルー、ルー・イー

ジョージ・ハリスンのドキュメンタリーを見たかったのだが、あいにく映画割引のある祝日だったため1時間前に会場に行ったときにはすでに投打の列で、満席の3時間半には耐えられないと判断し、急遽、次善の選択肢であったこちらに変更した。結果、大当たりだった。



孔子の思想を知っているわけではないし、論語などの四書五経を読んだことがある訳でもない。が、儒教には少なからず興味があったので、まずはいろいろ読む前に映画を見ておきたかった。なるほど孔子って、こんなことをしたり、こういう目にあった人だったんだ、というのが分かっただけでも収穫大なり。

時代的には三国志の時代よりもさらに200年ほど昔。すでに中国は1500年以上の歴史を持っていたことを思うと、当時のヨーロッパ/ローマ帝国や中東世界ですら野蛮に思えてくる...。そういったことをつい考えてしまった。同じ時代、ギリシアではソクラテスが「知る」とは何かを問い、プラトンが哲人政治を理想としていた。

主題歌はフェイ・ウォンが担当している。エンド・ロールを見ながら、あぁ良い声だなぁ、誰だろう...と思っていたら彼女の名前が出てきたのだ。納得してしまった。
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# by invox | 2011-12-01 13:19 | ■Cinema/Movie
「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」(2009年 カナダ)

監督 ミシェル・オゼ、ピーター・レイモント
出演 グレン・グールド、ジョン・ロバーツ、ウラディーミル・アシュケナージ、コーネリア・フォス、ローン・トーク

グレン・グールドの音楽をたくさん聞いたことがあるわけではないが、私の好きなミュージシャンや友人、知人のうち何人かが好きだと言っている。それで十分じゃないか? 

ということで、下手に脚色されたドラマチックな作品よりもこういったドキュメンタリーの方が良いだろうと思い見に行った。ただし、思っていた以上に音楽は省かれていた。なので、見た後に中古で1枚CDを購入してしまった。まだ聞けていないけれども。

映画『グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独』

彼の演奏場面も断片的に何度も登場するが、たしかに彼の指捌きというか、ピアノの弾き方はすさまじい。同じ先生に習ったという女性が、それはその先生の指導の仕方が影響していると言い、その手法を突き詰めるとグールドになるのだろうなぁというのは納得した。

グールドは自らを芸術家だと自負していたのかどうか分からない。何かを新しく創り出しているわけではないが、たしかにその分野を解体し、押し広げていったのだと思う。彼に作曲の才能があったらどうなっていたのか、というのは想像したい人だけが楽しめばよいお遊びだろう。彼の「解釈」の斬新さは当時の常識とは大きく異なるものだったようだが、あくまでも「解釈」の範囲でしかないように思える。彼は創造する芸術家ではなかったのではないだろうか。私には、彼は伝統工芸における革新的な職人であったように見えた。卑近な例に例えれば、ジャズのスタンダードにおける超天才的な歌い手のような存在。


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# by invox | 2011-11-30 15:55 | ■Cinema/Movie
「コンテイジョン」(2011年、アメリカ)

監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:マット・デイモン、ケイト・ウィンスレット、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ

e0006365_9561162.jpgこれは当初、見るつもりのない作品だった。だって、こんなに豪華なキャスティングのハリウッド映画なんて、どうせ盛り上がりをどぎつく押し付けてくる演出で、あまり中身のないものだから、テレビで見れば十分だろう? と思っていたのだが...、しかし、監督がソダーバーグだということで、まぁ時間もあるし、見てみようかという気になったのだ。

ハリウッド的な「これでもか」演出は割と抑えられていて、それなりにドキュメンタリー的な手法も効果的に使われていた。人間ドラマに主眼を置けば、それなりにドラマチックな作品にもできたはずだから、これは大いに評価できる。人々の恐怖とパニックと当局の立場で戦わざるを得ない人たちがバランスよく描かれていると言ってもいいかもしれない。まぁ、役者さんたちもうまい人たちだし、演出も渋め。ヒットはしないかもしれないが、悪くない作品だと思った。
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# by invox | 2011-11-29 09:56 | ■Cinema/Movie
「ウィリアム・ブレイク版画展」国立西洋美術館

e0006365_10174723.jpg常設展(中世末期から20世紀初頭にかけての西洋絵画とフランス近代彫刻)の後半で、常設展の順路とは独立した展示ルームで同時開催されていたのがウィリアム・ブレイクの版画展。これまで様々な書籍の中の写真でしか見たことがなかったブレイクの版画を実際に見ることができるとは思っていなかったので、これ見たさに常設展も全部見たのだ。

展示の中心だったのは「ヨブ記」。そして数は少なかったがダンテの「神曲」からの挿絵版画である。それに加えて、展示スペースの最後にはブレイクが影響を受けたとされる版画作家の作品が展示されていた。なるほど、確かに影響を見て取れる。

e0006365_1018913.jpg「ヨブ記」では、これまで持っていた印象よりも、ずいぶんと「正統派」を意識した作品だったように思う。それは「挿絵版画家」を生業としようと出版社への売り込みをかけていた時期の作品だったせいなのか、もともとお手本としたものからの影響が強く出ているだけなのか、「神曲」でのような迫力はあまり感じられなかったが、その分、丁寧に作りこまれているように思えた。やはり、ブレイクの版画は大したものである。
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# by invox | 2011-11-28 10:18 | ■Arts
「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」国立西洋美術館

以前見た映画「宮廷画家ゴヤは見た」でゴヤという画家に興味を覚えた。今回の展示会は、その興味が失せる前で、とてもタイミングが良かった。

「着衣のマハ」「裸のマハ」が並んでいた。「マハ」というのが当時の流行に乗っかった、下町で自立して小粋に暮らしていた若い女性の総称であったというのは今回初めて知った。ちなみに男性の場合はマホと言っていたらしい。

e0006365_10214890.jpg展示されていた作品数は多く、それぞれ見ごたえのあるものも多かった。友人とやりとりされた書簡の一部も紹介されていたが、宮廷画家として人気絶頂だったころのものは、若者特有の「鼻持ちならない自慢」があったりして微笑ましかった。ナポレオンによる征服とそれに続くスペインの内乱の時代を生きたゴヤだけに、様々な作品が強烈にそれを反映している。オーソドックスな構図/描写の典雅なものから怖気をふるいたくなるものまで。一見の価値はあるだろう。
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# by invox | 2011-11-27 23:05 | ■Arts