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ベルギー近代絵画のあゆみ展

「ベルギー王立美術館コレクション ~ ベルギー近代絵画のあゆみ」
損保ジャパン東郷青児美術館

先日の「ベルギー幻想美術館展」と併せて見たかったのがこちら。新宿の高層ビルの42Fという立地からか割と人が少ないので気に入っている損保ジャパン東郷青児美術館での開催。

出展されている作品は、必ずしもベルギー人のものとは限られていない。かなり強い影響を持っていたフランスの作品も少なからず含まれていた。例えばルノワールなど。資料として掲示されていた年表は、フランスとベルギーの流れを左右に並べ、それぞれの動きがどのように関連していたかが分かるように矢印や言葉で解説されていた。

e0006365_1933393.jpg知っている画家と、知らなかった画家の作品と、知っていた画家の知らなかった作品。これらの組み合わせのなんと面白いことか。喧伝されることのない作品の持つ「地味さ」は、決して作品の味わいを落しはしないし、むしろ創作活動の奥深さを感じさせるものとなっていた。アンリ・ド・ブラーケレールという画家は初めて知ったが、面白かった。一方であまり面白みを感じられなくなっていたのは直接的に印象派的な作品。一方で点描技法を発展させた作品の中には面白いものもあったが、それは、写実主義的な手法と印象派的手法の組み合わされたものという私にとっては意表を突くものであったからだと思う。アルベルト・バールツン「ゲントの夜」は特に気に入った。

この展覧会は、すでに、山梨県立美術館(終了)、鳥取県立博物館(終了)と開催され、現在は、11月29日(日)まで 損保ジャパン東郷青児美術館(新宿)で見ることができる。その後、名古屋にて、12月12日(土)~2010年2月14日(日)の期間、松坂屋美術館で開催されることになっている。東京会場では、常設のゴッホ「ひまわり」なども見ることができる。
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by invox | 2009-10-25 19:03 | ■Arts