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Soft Machine Legacy Live at Citta

今年60歳の若さで亡くなったエルトン・ディーン(Elton Dean)の追悼ともなったソフト・マシーン・レガシー(Soft Machine Legacy)の来日公演初日に行ってきました。昼間は30度近くまで気温が上がり偏頭痛と肩凝りを併発しコンディションは最悪。ライブ直前に軽く食事を取り薬をのんだはいいが眠気が…。

会場は川崎のクラブ・チッタ。もはや御馴染みの場所で、客席に対するステージの高さや並べられている椅子の貧弱さは最初から覚悟の上。開園まで5分くらいのところでビート・クラブの映像が流された。「これが秘蔵映像か?」とあちこちで不満の声。見たことがないので個人的には満足。そして開演時刻。4人がステージへと現れた。

THE SOFT MACHINE LEGACY Live in Japan 2006
17th(Sat), June 2006 at Club Citta Kawasaki

John Etheridge (e-guitar, voice, MC)
HUGH HOPPER (e-bass, MC)
John Marshall (drums)
THEO TRAVIS(soprano & tenor sax flute)

Soft Machine Legacy Live at Citta_e0006365_2345190.jpg
昨年からこの名前での活動についてはまったく音的な予備知識なしに聴きに行ったのだが、頭の片隅には、数年前のソフト・ワークスでの印象のなさが残っており、爺さんたちのオーソドックスなジャズだったら嫌だなぁ、と不安があった。しかし、ジョン・エサーリッジが思いのほかロック的なノリを持ち込んでいる。また、シオ・トラヴィスもエルトンとはまったく個性が異なるものの、すでにカンタベリー系の様々なアーティストのアルバムでの客演で聴いたことのある演奏は予想以上に違和感がない。このシオの加入がエサーリッジの持つ個性とあいまって、マーシャルとホッパーを強く刺激しただろうことは想像に難くない。二人とも以前見たときよりも激しい演奏を見せてくれた。

ソフト・マシンの旧曲もオルガンがギターに変わったことで新鮮なものとして聞こえてきたのはなんとも不思議だ。なぜなら元々こういうアレンジなのだと言われてもおかしくないほどしっくり来るのだ。帰り際にエルトンとの違いを知りたくて昨年のライブ「In Zaandam」を買った。そうそう、このコンサート主催がテレビ朝日だとは知らなかった。深夜でもいいから放送してくれないかなぁ…。
by inVox | 2006-06-17 23:04 | ■Music

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