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「空飛び猫」シリーズ アーシュラ・K・ル=グウィン

「空飛び猫」シリーズ アーシュラ・K・ル=グウィン、村上春樹訳

第一作目の原題は『CATWINGS』。S.D.シンドラーの描く表紙の猫たちによって魅入られた村上春樹の翻訳で全4冊が訳出されている絵本だ。とは言え、作者や訳者に気をとられることなく「翼のある猫」という空想を楽しみたい人には十分に楽しめる。シリーズ構成は以下の4冊からなっている。

「空飛び猫」(Catwings)
「帰ってきた空飛び猫」(Cateings Returns)
「素晴らしいアレキサンダーと空飛び猫たち」(Wonderful Alexander and the Catwings)
「空を駆けるジェーン」(Jane on her Own)
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ル=グウィンだから、ということもないだろうが、村上春樹の「訳者あとがき」では何度かフェミニズムとかアメリカの女性、とくに黒人女性への置き換えについての言及が見られる。特にそんなことは意識せずに読んだのだが、時に雌猫の描き方に比べ雄猫の描き方があっさりしていると感じる部分があることは確か。たかだか80ページもないような絵本だが、如何様にも読める。

このシリーズはこの4冊で終わりなのだろうか。まだまだいろんなエピソードが作者の中には残されているように思える。ぜひ続編を期待したいものだ。

うちの猫に、もし翼があって空を飛べたなら、どうしただろうか。ふと、そんなことを考えてみた。
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by inVox | 2006-11-05 05:24 | ■Books