ブログトップ

Out of My Book

invox.exblog.jp

Official inVox Blog; Watched, Read and Listened in my real life.

「レオナルド・ダ・ヴィンチ」

レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像国立博物館

TVでも散々宣伝されている「受胎告知」だけが第1展示室にぽつんと離れていた。ものすごく落とした照明の中、絵画そのものには、それでも、わりと光が当てられていたように思う。しかし、思っていたイメージよりも小さかったなぁ。古さゆえのひび割れや色落ちは仕方ないものだと思う。
e0006365_105933100.jpg

もう一つの展示会場ではバイオグラフィから始まり、代表的な絵画のレプリカが少々。ブロンズやメカのレプリカと、その原案が記されている手稿の展示が沢山。宮廷での扱いや作品の数から言っても、やはりダ・ヴィンチは「画家」である以上に「技師」としての存在が大きかったようだ。天才的な技師が、その器用さも手伝って、趣味としての絵画をものした、という解釈の方がより適切なものではないだろうか。鏡文字にしろ、デッサンにしろ、あまりにも器用な手と指が、人並みはずれた数学の才能が、芸術家としてやっていくには芸術(あるいは芸術表現)に対する興味の持続という点で災いしたようにも思える。彼の興味はすぐに技法やその理屈や効果といった方向に向いたのではないだろうか。
e0006365_10595584.jpge0006365_1101259.jpg
[PR]
by inVox | 2007-05-03 11:00 | ■Arts