「守り人」シリーズ 3冊 上橋菜穂子
「精霊の守り人」、「闇の守り人」、「夢の守り人」 上橋菜穂子
人から薦められたものというのは、なかなかとっつきにくいことが多いのだが、この作品は、読み始めてみたら、確かに一気呵成に既刊3冊を読み上げてしまった。今はただ、残りの7冊が早く文庫として刊行されることを待っている。
日本の児童文学作品は、それこそ随分と昔に読んだきりだ。海外の児童文学については、大学時代にいくつかのシリーズを読み直しを行ってみたり、社会人になってからも読んだものがあったりしたのだが、どういう訳か日本物からは遠ざかっていた。今では覚えている話がどんなタイトルだったのか作者が誰だったのか分からなくなっている。
児童文学の定義について、いくらかのコメントが「精霊の守り人」の巻末で触れられているが、私の定義では、『子供にも読めるような文体と体裁になっている文学作品』となる。内容は別に「子供向け」というのではない。あるいは『子供にも通用する』と言い換えてもいいかもしれない。つまり、それだけストレートな目にも耐えうる強さと本当を持った作品が児童文学作品だと思っている。
児童書の装丁でも十分に評価され知名度もあったが、NHKでアニメ化されたことで広く知られることになったと聞いたのだが、そのアニメを私は見たことがない。それが本を読んでいく上でよい方向に作用したのか、悪い方向に作用したのかは分からないが、本を先に読めたことを感謝したい。とても面白い。
人から薦められたものというのは、なかなかとっつきにくいことが多いのだが、この作品は、読み始めてみたら、確かに一気呵成に既刊3冊を読み上げてしまった。今はただ、残りの7冊が早く文庫として刊行されることを待っている。
日本の児童文学作品は、それこそ随分と昔に読んだきりだ。海外の児童文学については、大学時代にいくつかのシリーズを読み直しを行ってみたり、社会人になってからも読んだものがあったりしたのだが、どういう訳か日本物からは遠ざかっていた。今では覚えている話がどんなタイトルだったのか作者が誰だったのか分からなくなっている。
児童文学の定義について、いくらかのコメントが「精霊の守り人」の巻末で触れられているが、私の定義では、『子供にも読めるような文体と体裁になっている文学作品』となる。内容は別に「子供向け」というのではない。あるいは『子供にも通用する』と言い換えてもいいかもしれない。つまり、それだけストレートな目にも耐えうる強さと本当を持った作品が児童文学作品だと思っている。
児童書の装丁でも十分に評価され知名度もあったが、NHKでアニメ化されたことで広く知られることになったと聞いたのだが、そのアニメを私は見たことがない。それが本を読んでいく上でよい方向に作用したのか、悪い方向に作用したのかは分からないが、本を先に読めたことを感謝したい。とても面白い。
by inVox
| 2008-01-22 23:39
| ■Books