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生誕100年 東山魁夷展

生誕100年 東山魁夷展 ~ Kaii Higashiyama: A Retrospective
東京国立近代美術館 (2008.3.29-5.18)

単独のアーティストの展覧会は、あまり好きではないので、行こうかどうか迷っていたが、見に行ってよかった。いや、感銘を受けた。
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まずは、作品数の多さもさることながら、それぞれ時代を追って展開していくアーティストの変遷が理解しやすい形にまとめてあり、解説文も見ながら進んでいくと、なるほど~と思わせる画風であることがわかる。

【第1章 模索の時代】 Period of Groping
【特集1 ドイツ留学】 Studying in Germany
【第2章 東山芸術の確立】 Establishment of Higashiyama Style
【特集2 〈自然と形象〉と《たにま》】 Nature and Form and Ravine
【第3章 ヨーロッパの風景】 European Landscapes
【第4章 日本の風景】 Japanese Landscapes
【第5章 町・建物】 Towns and Buildings
【特集4 窓】 Window
【第6章 モノクロームと墨】 Monochrome and Sumi
【特集5 唐招提寺の障壁画】 Screen Painting for T sh daiji
【第7章 おわりなき旅】 Everlasting Journey

気に入ったのは北欧シリーズ。スウェーデンのウプサラで描かれた画やフィンランドの湖、ノルウェーの森など、非常に強く印象に残った。なんという静謐さと暖かさ。初期の印象派的な作品から日本画や水墨画の手法を取り込んでいく過程において、これらのシンプルだが力強い風景画は私の好みに強く訴えかけてくる。

帰り際に絵葉書を購入したが、残念ながら、当然といえば当然だが、はがきサイズに縮小された画は、もはや作品そのものの魅力を100分の1程度にしか伝えきれないものでしかない。少しでも大きいものをと思い、A4サイズほどのポスターも購入したが、まだまだだなぁ~。
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ついでに、同時開催されていて、東山魁夷展を見ると無料チケットをもらえるここの所蔵作品展「近代日本の美術」(Modern Japanese Art from the Museum Collection)も見たが、こちらも面白かった。以下のような構成になっており、重要文化財を数点含む作品が楽しめる。カテゴリーも絵画から写真、彫塑まで幅広い。

e0006365_23342614.jpg4F
 I-1 明治・大正期の美術 文展開設前後
 I-2 明治・大正期の美術 大正のヒューマニズム
 II-1 昭和戦前期の美術 都市のなかの芸術家
3F
 II-2 昭和戦前期の美術 日本画・洋画の成熟
 III  戦時と「戦後」の美術
 IV   1950-60年代の美術
2F
 V   現代美術-1970年代以降
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by invox | 2008-05-08 23:34 | ■Arts