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2011年 11月 28日 ( 1 )

「ウィリアム・ブレイク版画展」国立西洋美術館

e0006365_10174723.jpg常設展(中世末期から20世紀初頭にかけての西洋絵画とフランス近代彫刻)の後半で、常設展の順路とは独立した展示ルームで同時開催されていたのがウィリアム・ブレイクの版画展。これまで様々な書籍の中の写真でしか見たことがなかったブレイクの版画を実際に見ることができるとは思っていなかったので、これ見たさに常設展も全部見たのだ。

展示の中心だったのは「ヨブ記」。そして数は少なかったがダンテの「神曲」からの挿絵版画である。それに加えて、展示スペースの最後にはブレイクが影響を受けたとされる版画作家の作品が展示されていた。なるほど、確かに影響を見て取れる。

e0006365_1018913.jpg「ヨブ記」では、これまで持っていた印象よりも、ずいぶんと「正統派」を意識した作品だったように思う。それは「挿絵版画家」を生業としようと出版社への売り込みをかけていた時期の作品だったせいなのか、もともとお手本としたものからの影響が強く出ているだけなのか、「神曲」でのような迫力はあまり感じられなかったが、その分、丁寧に作りこまれているように思えた。やはり、ブレイクの版画は大したものである。
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by invox | 2011-11-28 10:18 | ■Arts